先日御紹介した私の患者さんで、ダイヤモンドプリンセス号から奇跡的な帰還を果たした
御夫婦のお話を伺う事が出来ました。
貴重な写真と共に御紹介致します。
18回目のクルーズ船旅行(その内7回ダイヤモンドプリンセス号を利用)
乗客乗員総勢約3700名、乗客2500人程度で約半分が日本人。
1月20日人-人感染は無いと出発。3日後武漢が封鎖。
1月25日香港寄港
2月1日香港で下船した乗客がコロナ感染の発症を受け、沖縄で検疫実施。
17時迄待たされ観光予定をキャンセル。
2月4日横浜へ帰る予定だったが2月3日に戻った。
2月4日夜コロナ感染症が船内で発症した事実が船内で放送され、どよめきが起こった。
2月2・3日とラスベガスのショー等が開催されていた。
2月3日~4日は旅の名残、反省会をバイキングレストランで旅の仲間達と夜遅く迄お喋り。
後日他の4人はコロナ感染にて隔離(その内1名は重症化)いわば2人は濃厚接触者。
通常は、下船前日に荷物をまとめて廊下に出すのだが、
2月4日自身の荷物が廊下から客室へ戻された事から下船出来ない事を覚悟した。
そして2月5日~2月20日の2週間隔離された。



船内でラインによるネットワークが構築された。
食事は美味しかったが、2月5日以降は変化、アメリカサイズとなった。
感染領域の区分は出来てなく食事は手袋付けた乗員が手渡し。
船室は12階真ん中より後方バルコニー付きの部屋。後ろから4番目で突き当りだった為、人の行き来が少なかった。
レストランはインターナショナルを利用し、バイキング利用は16日間で2~3回と数える程。
移動もエレベーターを使わず、運動不足解消目的に5階から12階を階段移動を心掛けていた。
インターナショナルレストランは席が決まっており、6人掛けのテーブル。
他の4人(2組の夫婦)の日本人と親しくなった。
4人はエレベーターを利用し、バイキングに出掛ける事も多かった様子。
10畳の部屋で隔離されていたがテレビ画面で流されるラジオ体操を行い、1日2本の映画鑑賞
食事の提供は大混乱で、朝食が14時だったり、寝ている6時にドアノックされての提供もあった。
リネン交換担当の乗員、フィリピン人・インドネシア人が1日2回とマメにタオル交換が行われていたが
2日交換せず、その内シーツ交換・掃除も無くなった。
抗議の電話を入れたが、乗員を客室へ入れる事が出来ない事が判明。その内粉石けん・洗剤が届く様になった。
ベッドシーツの交換の仕方のビデオが流れる。
隣の客室と近い事もあり、ベランダに出る時でさえもマスクの着用を義務付けられた。
バルコニーを開けておいた状態で廊下側のドアを開けると廊下側から勢いよく風が流入。
SARSの際はエアコンの吹き出し口からウィルスが入った事を思い出し、
ドアの開閉の際はベランダのドアは閉めるようにした。
その内、廊下側ドア下の通風孔が目張りされていた。
海側から船が接近し携帯番号の横断幕が掲げられ、電話による状況取材あり、取材に応じた。

フジTVとくダネに電話で匿名出演した模様。だが、観てない。
薬が不足し血圧190/以上に上昇。官房長官の薬は不足してない!
といった発表は嘘っぱちで、厚生労働省に電話・抗議したが、対応無し。
自衛隊が薬の仕分けを行っているという説明があったが、結局下船以降も届く事は無かった。
2月17,18,19日と感染者数増加していたが、発表無く船内には情報無し。
2月20日下船の際、廊下を通過し驚いたのは、多くの客室のドアに【コロナ感染】とビラが貼られていたそうです。
自衛隊員に誘導され、黄色の市営バスに5人程度ずつ乗車させられピストン輸送で駅まで送られたそうです。
運転手席はビニールカーテンで仕切られていたそうです。


コロナ感染が逃れる事が出来たのは、客室が廊下の突き当りに近く往来が少なかった、バイキング利用が少なく
レストランへの移動はエレベーターを使用せず、階段を利用した等種々な要因があったと思います。
が、濃厚接触者である事は間違いなく、インフルエンザに家族一人で真っ先に感染していた3年前から
菊芋茶を飲むという生活習慣が感染予防に大いに役立ったと感じます。
現在は自宅で奥様と新たな感染を来さない様に御注意されております。
今回、貴重な写真を頂戴する為に、2度も御宅へ御邪魔しましたが、今後私が感染拡大をさせない為にも
自重しようと考えます。
1日も早い感染終息を期待します。
政府による情報操作でなく、真剣に皆で対策に取り組んでいかないといけません。
最前線で命懸けで働く医師、医療従事者が風評被害、差別に晒されている事実があります。
経済的損失や補償の問題もありますが、命あっての物言いです。
芸能人、オリンピック・プロスポーツ選手の命、健康を脅かす、それもかなりの速さで。
オリンピック、ゴルフ・サーフィン・パチンコ等やらなくても最優先に守るのは健康・生命です。
家に籠って難局を乗り切りましょう。
焼夷弾が降った際には防空壕へ、核爆弾に対し核シェルターに逃れるのと同じです。
私達の祖先、日本人は震災の際でも乗り切って来たのです。
免疫低下や持病のある方、高齢者といった健康弱者を守りましょう。
それが周囲への配慮であり、思いやりです。
- 2020/04/25(土) 05:20:00|
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400年の歴史上はじめて日光東照宮が拝観休止となりました。
平成の大修理を終え、多くの観光客で賑わっていました。
私の同級生でも二社一寺で働く人もいますし、患者さんの多くは飲食業、物産業、
ホテルといった観光業者の方々で、大変なダメージを受けておられます。
先日受診された観光バス会社の社長さんは
「キャンセルにより仕事がゼロとなった。」と嘆いておられました。
東照宮の拝観休止は1週間という予定ですが大丈夫でしょうか?
再開の目途は?1日も早い日常が戻ります様に祈ります。
近所のスーパーマーケットで買い物をした際、入口に手指消毒用アルコールが
設置してありました。アルコールが不足している中、大変ありがたく感じます。
又、あるスーパーではカートの取っ手使い用にビニールカバーが準備
されていたりと心遣いがあります。
買い物かご、カートの取っ手等、商品の表面と同様に注意が必要です。
我が家では、買い物から帰宅した後、玄関先で購入した各種商品を玄関先で
消毒してから自宅内に持ち込むように心掛けてます。
手紙、宅配便等も玄関先での受け取り際にもアルコールや次亜塩素酸ナトリウム
で消毒し、しばらく玄関で放置してから家の中に入れるようにしてます。
コロナ感染対策商品についてもインターネットを利用して購入し、
宅配便で届いてますが、同様に玄関先で消毒しております。
ただ、マスクやアルコールなどの除菌商品は欠品が続いており、入手が困難ですね。
購入商品の配送にも時間が掛かっており、マスクやスマホ、お金等の消毒に使える
紫外線除菌ボックスは注文から2~3週間かかっており、現在も首を長くして到着を
待っております。
マスク中敷き不織布、ゴーグル、レインコート長手袋、消毒用噴霧器といった
診療所感染対策の使用グッズも準備しておかないといけません。
4月15日現在、コロナ感染疑いの患者さんは来院しておりませんが、
感染者来院の際には、掛かりつけ患者さんの感染予防の為にも、
一時診療所閉鎖し消毒、再開まで2週間程度休診する必要があります。
私の住む栃木県は保守的な県民性でもあり、自粛要請を遵守しているからのなのか?!
4月15日現在36名の発生で何とか持ちこたえている印象があります。
が、一方で全国的、世界的にも、日々新たな感染が拡大が続いております。
とはいえ、買い物に出かけるスーパーの駐車場に他県ナンバーが沢山見かけられますし、
そのスーパー近隣住民から感染者が出たという話を耳にすると、
身の回りに危険が迫っている事を感じます。
不要不急の人の動きは極力慎んで欲しいとも感じます。
こんな時だけに、自粛の徹底をしましょう。
震災の時にでさえ、暴動が起きず、列の順番を守りとおした。
世界中が驚愕した日本人の底力をみせないといけません。
仕事柄、毎日診療に出掛けないといけませんが、感染の危険性を考慮しないといけません。
外来患者さんの感染予防の為に、外来を閉鎖する事は必要で、その間、SNSを利用した
遠隔診療で、病状確認し、処方箋を発行し、その場を凌ぐといった事も可能です。
が、入院患者の対応をする病院内での医療従事者の感染は救急患者受け入れることが
出来なくなると急病発症への対応は不能となり、その結果、近隣の救急医療機関へ集中
する事になり、医療崩壊へとつながります。
私の場合でも、外来患者さんへの対応の他に介護施設の嘱託医業務、高齢者や癌患者の
訪問診療その他警察医、4件の産業医等の業務をしてますので私自身が感染するわけにはいきません。
昨日訪問した101歳の御婦人は大変元気で冗談を言い合える方です。
訪問した際、私が嘱託を務める施設の短期入所より帰宅されました。
全国では施設集団感染の発生が起きております。こんな時、老人・子供・持病をお持ちの方、
癌患者等免疫が低下している方々等の健康弱者に影響が及びやすいと感じます。
そこで、本日施設での定期回診において、
菊芋茶【サンテライズ】の摂取をご提案するつもりです。
お茶を飲む事で免疫を増強し、コロナ対策を可能に出来ると思います。
キクイモのイヌリンは
プレバイオティクスとして効果を発揮してくれます。
施設内での発生により、私自身感染するわけにいかないですし、定期回診も儘ならない状況に
なってしまう事を絶対に避けないといけません。
本日午後は、
ダイヤモンドプリンセス号から感染せず下船された74歳糖尿病患者さんと久々にお会いします。
色々とお土産話があるとの事ですから、楽しみにしております。当ブログにてその一部を近日御紹介したいと思います。
- 2020/04/15(水) 06:37:08|
- 日々の診療徒然
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昨日外来診療終了後、知人の某地域自治会長のお宅へお邪魔しました。
昨年地域の納涼祭において、私が屋台ブースでキクイモ加工品を販売した際には
大変お世話になりました。
その際の案内です。

パン、クッキー、チョコレート、焼酎と、本来は糖尿病の方にとって、食事療法の上では
禁止されるべき物なのかもしれません。
が、良質のキクイモを使用する事により血糖値が上昇しない優れモノなのです。
販売前に仲間達を招いて、実験食事会なるものを実施し、検証しました。
【チョコレートの摂取実験】①は正常の方2名昼食後1時間程度で、
②は糖尿病患者さんにO氏(80代女性)に2週間、摂取時間はランダムに摂取して貰い、
摂取前と摂取30分後の血糖値を比較したものです。

【クッキー摂取実験】は糖尿病でない方8名と糖尿病の方6名の
クッキーを摂取前、摂取30分後の血糖値を比較したものです。

本来血糖値は摂取30~60分後がピークになると考えられます。
が、チョコレート実験①では正常の2名とも摂取後の血糖値は低下、
糖尿病O氏の実験では、摂取前後で変化なし・軽度上昇もありますが、
ほとんどの場合、血糖値が低下しました。
特に7月28日以降はそれまでの摂取量の2倍量を摂取したので、
容量依存的に効果を発揮した印象です。
クッキー実験では、非糖尿病群の摂取前後の血糖値比較で、ほとんどの場合摂取後軽度上昇
糖尿病群では無変化2例、軽度上昇1例、軽度低下3例でした。
この結果は、正常、糖尿病の双方においても安全に食べられるという事と思われます。
糖尿病でない方々でも、血糖値が下がりすぎる事が無いという事です。
この実験結果は一部ですが、面白いデータですね。
沢山の方々、特に糖尿病の方にとっては朗報だったのですが、このお祭自体が地域での開催であったので、
大量に売れ残ってしまい残念でした。
今年の祭りはコロナウィルスの影響で、開催が危ぶまれております。
早く終息して欲しいものです。
さて、その自治会長さんは定期的にD大医療センターへ通院。
私の外来患者さんではありませんが、生活習慣病指導を希望されましたので、ご説明に伺いました。
この方、数年前から私の勧めでキクイモの加工品を摂取しております。
すると、血液データが改善。やめることが出来なくなった!と仰ってました。
詳細な改善データについては、お聞きしておりませんが、次回ご本人の承諾を得た上で、
御紹介出来るかと思います。
- 2020/04/12(日) 07:03:27|
- キクイモについて
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一昨日の外来にて高脂血症の40代女性患者さんが来院。3か月ごとの受診ですが、ややぽっちゃり体系(失礼!)で、
前回をお会いした時に比べ、またもや成長(?)した印象を持ちました。
体重計に乗る前に乗る前に
「体重(めかた)増えましたか?」と尋ねると、
「えっ、分かりますか?!困っているのです。」の返事。
それでは、良い方法をお教えしましょう!に食い付きの反応が速い!
私自身がこの1月から実践している方法です。効果てき面で、
この3か月で順調に8㎏の痩身に成功しております。
決して無理なく、継続可能。そして自分一人で出来ます。
体力低下も無し、元気です。
ちょっとした切っ掛けで、試してみたら、抜群の効果!
因みに運動は全くしてません。
私の外来で行う食事療法の指導は、分かりやすく、続けやすい方法をお伝えしてます。
勿論、学術的に裏打ちされたものですし、私自身も十分に学び論文を読み返し、
エビデンスのあるものを実践し、効果があるものをお勧めしております。
ご興味のある方(当ブログ読者なら皆そうかも)はお問合せ下さい。
勿体つけるつもりはないのですが、一方的な情報発信をしておりますが、
アクセスや反応について知りたい思いもあるものですから。。。
実はキクイモもヨーロッパ諸国(英国、ベルギー、ドイツ等)、インド等の医学論文に取り上げられ、
治療に使われている事実があります。
それなのに何故日本では今迄普及してこなかったのか?
この理由も、認められてこなかった闇の歴史についても熟知しているつもりです。
ぽっちゃり高脂血症女性は、農家の嫁で、私の話からキクイモを生産して農産物直売所で販売していた様でした。
いつも説明するキクイモのコツを話しましたところ、
「えっ、そうなんですか!」と驚いてました。
連作、化学肥料の使用、水洗い、保管等の【生産・収穫・保存・摂取】それぞれにコツがある事を忘れ、
いつも言う【キカナイイモ】を作っておられました。
これには驚き、私に教えてもらった重要な部分を忘れ、キカナイイモを販売している行為は多くの人の健康を損なう危
険性があり、責任重大である!と伝えました。
少々語気を荒げましたが、痩身法を伝授してましたから、次回お会いする際には気分スッキリ、身体スッキリで再会する
ことになるでしょうから、まぁ良いでしょう。
今後は美味しくて効果が期待できるキクイモを育ててくれるでしょう。
そんな訳で、私の外来での指導は、栄養士さんの行う、カロリー制限や計量、食品交換表等は使用しません。
80キロカロリーが1単位っていうやつですね。
又、久々にお会いする患者さんの生活について怒ったり、ストレスを感じたり感じさせたりも無いです。
理由は簡単。怒鳴ったり、怒ったりする事で血糖が下がり、糖尿病が改善する事は無いからです。それよりも患者さんと
私のストレスが増強します。ストレスはストレスホルモンであるコルチゾールが上昇し、結果血糖を上昇させます。
又、何よりも私の血圧を上昇させたくないので。。。
話変わりますが、
昨日来院された50代女性の糖尿病患者さんは、キクイモと上の指導により
劇的というより衝撃的に改善したケースです。
本人の了承を得ましたので、ここに御紹介致します。
昨年末、某クリニックからの紹介で、私が週1回勤務するD大医療センターに受診されました。
体調が悪く、痩せてきているという話でしたが、紹介状には
12月HbA1Cは
13.6%正常値が6.2%(健康診断・人間ドックでは5.5)測定限界が14.8%前後ですから、かなりの状態ですよね。
本来なら即入院。一時的にインスリンを使用し、先ずは【糖毒性】の解消をして!といった流れで考えます
が、
当日糖尿病内科医師は私一人。入院しても明日から他の医師へ依頼、
その上、年末で2日後より当直体制といった状態でした。
加えてその方は某医療機関の職員で診療報酬請求の提出期限が毎月10日といった事情も重なりました。
そこで、私の責任の下、内服薬(メトグルコ750㎎、オングリザ5㎎/日)を処方し、
上記の生活指導を実施し、キクイモのお話をしました。
そして2週間後の状態で入院治療をする方針としました。
すると、2週間後初診時の血糖値256mg/dlが半減したので、入院を回避、現在の治療を継続とになりました。
その結果、
11週間後の3月13日には
6.0% !!!本日も知人に請われ、生活指導の説明に赴きます。
奇跡のキクイモ。糖尿病だけでなく、こんな時だけに免疫増強としても役立てて欲しいものです。
- 2020/04/11(土) 07:13:29|
- キクイモについて
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先日、テレビのニュースで見ましたが、先月、アメリカの小児科専門誌に発表された論文で、上海の大学の研究チームが、
1月中旬から2月上旬で「感染確認」と「感染疑い」の18歳未満の子ども2143人について分析した結果、成人に比べ割合は
低かったものの年代別の重症化率は16歳以上が3%だったのに対して、年齢が下がるにつれて割合が高まり、1歳未満で
は重症化率が10%を超えてました。
1歳未満 10.6%
1~5歳 7.3%
6~10歳 4.2%
11~15歳 4.1%
16~17歳 3.0%
子どもの免疫システムは発達段階にあり、大人とは違った形で病原体に反応する可能性があると分析出来ます。
母親のお腹のなかにいる胎児は無菌状態で、胎盤から免疫グロブリンG(IgG)を受け継いでいます。
これに守られる感染症もあります。麻疹(ましん:はしか)、風疹(ふうしん)、水痘(すいとう:水ぼうそう)、
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)等には、母親が抗体をもっていれば、7カ月ごろまでは守られます。
産まれてから6カ月までは母乳から抗菌・抗ウイルス作用がある、免疫物質を受け取っています。 中でも
出産後、約3~5日までに出る母乳は「初乳」と呼ばれ、免疫力をアップさせる物質が、成乳(初乳後の母乳)
の約100倍の濃度で含まれていると言われます。
母乳育ちの乳児は、インフルエンザ、肺炎、中耳炎などの感染症にかかる確率が低いという研究データもあります。
生後6カ月くらいで親から継いだ抗体は半減するために、それからあとは自分で免疫グロブリンをつくる必要があります。
一般に新生児、乳児期は免疫力が弱いために細菌感染が多く、重症化しやすいため、注意が必要です。日常生活の中で
様々な病気を経験しながら抵抗力をつけ、丈夫な体をつくっていきます。
赤ちゃんは生後6カ月から、次々といろいろな病気にかかりやすくなります。そのため、計画的な予防接種もこの時期に
受ける訳です。
感染予防の対策として、ワクチンが出来る迄の間、三蜜(密閉、密集、密接)を避けるのと併せて、こまめに「手洗い」と
「水分摂取」を行う、夏は保湿、冬は加湿を行い、部屋の掃除・換気・布団を清潔にするといった日頃の心掛けが必要
と考えます。
又、
プレバイオティクスプロバイオティクスを積極的に摂取しましょう。
キクイモは腸内細菌善玉菌の良い餌になり、免疫力をアップします。先日妊婦さんから摂取の可否について質問され
ましたが、問題ないどころか、お勧めしたい物です。妊婦さんから高齢者まで積極的に摂取して欲しいです。
ただ、間もなく旬が終わります。
サプリメントや加工したお茶等での摂取が必要と思います。
但し、この場合、生産や保存のコツが理解された物でないと、キカナイお茶だった為、コロナに感染してしまいました。
では洒落になりません!
*)
プレバイオティクスは英国の微生物学者Gibsonによって1995年に提唱された用語で、
プロバイオティクスが微生物を指すのに対してプレバイオティクス(prebiotics;pre 前に、先立って)は、
①消化管上部で分解・吸収されない、②大腸に共生する有益な細菌の選択的な栄養源となり、それらの増殖を促進
、③大腸の腸内フローラ構成を健康的なバランスに改善し維持する、④人の健康の増進維持に役立つ、の条件を満たす
食品成分を指します。
現在までに、オリゴ糖(ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、
イソマルオリゴ糖、ラフィノース、ラクチュロース、コーヒー豆マンノオリゴ糖、グルコン酸など)や食物繊維の一部
(ポリデキストロース、イヌリン等)がプレバイオティクスとしての要件を満たす食品成分として認められています。
プレバイオティクスの摂取により、乳酸菌・ビフィズス菌増殖促進作用、整腸作用、ミネラル吸収促進作用、炎症性
腸疾患への予防・改善作用、などの人の健康に有益な効果が報告されています。
- 2020/04/08(水) 07:52:38|
- 独り言
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3月30日に京都大学の宮沢孝幸准教授のツイッターがネット上で反響を呼んでます。
『危険なことわからんやつは、とっとと感染しちまえ』
京都大学とはなんの関係もないと断り、個人の意見として、京都大学のウイルス学者が情報を発信しています。
『今回のウイルス、感染しても多くの人は気がつかない。無症状なんだよ!でも、それが危うい。他人に知らないうちにうつしちゃう。そして、中には発症して、死んでしまう人がでる。まずは、意識改革だ!』
「言葉が汚くて申し訳ありません」と前置きして放ったツイートでは、まず意識を変えることを求めてます。新型コロナウイルスは感染しても無症状の人が多いとされ、自分が感染しているとの前提に立って対策をとる事を呼び掛けてます。無症状の人が多い一方、とくに高齢者で重症化するリスクが高く、病状の進行が早いとされているからです。
『自分は今、感染している!(無症状で!)』『誰にもうつしちゃいけない!』
そう考えるとこから始まります。
『うつらんようにするより、「うつさんこと」に意識を集中する』
こうした一連の投稿で、一人一人が他人に感染させないことを徹底するよう訴えてます。
感染経路の一つである接触感染についてもこう注意を呼びかけます。
『外出中は手で目を触らない、鼻を手でさわるな、ましてや鼻くそはほじらない。
(かくれてやってもダメ!)唇触るのもだめ。口に入れるのは論外』
政府の専門家会議は、「換気の悪い密閉空間」「人が密集」「近距離での会話や発声」の三つの条件が重なると感染のリスクが高まるとして、避けるよう求めてます。
『人と集まって話をする時は、マスクしろ。他人と食事する時は、黙れ。食事に集中しろ!味わえ!友達との会話は食事後でマスクして話せ。それで十分だ!家に帰ったら、速攻手を洗え。アルコールあるなら、玄関ですぐに吹きかけろ。ドアノブも拭いとけ』
飲酒については、『酒?やめとけ。そもそも体に悪い』としながら、こう戒めます。
『酒を飲んだら、会話するだろ。大声になるだろ。それが危険なことわからんやつは、とっとと感染しちまえ。』
『一ケ月会社休んで回復したら、みんなの代わりに仕事しろ。ただ、爺(じい)ちゃんばあちゃんの前には治るまで絶対でるな』
専門家がもっと発信してとの求めに日常生活では、十分な休養と禁煙を呼びかけます。世界保健機関(WHO)も、喫煙で感染と重症化のリスクが高まるとして、禁煙を勧めます。
『いつかはお前もかかる。かかった時助かるように、いまからなるべく栄養つけろ。よく寝ろ。タバコはこれを機にやめろ』
新型コロナウイルスについて、政府などが呼びかける感染対策については、専門用語が多いためか、一般の人に重要性が十分届いておらず、街ゆく人の危機感が薄いように感じた。あえてユーモアをまじえて挑戦的な言葉を並べ、ツイッターで感染防止を呼びかけている。クラスター(患者の集団)やロックダウン(都市封鎖)といった難しい専門用語を使わずに呼びかける内容で、若者にもわかりやすく情報を届けたいという切実な思いがありました。
生活習慣病である、高血圧や糖尿病がある方々は重症化し易い。と言われますが、前回ブログで御紹介しました方は糖尿病の74歳です。以前は家族で真っ先にインフルエンザに罹患しており、家族内で一番免疫が弱いと自覚されていたそうです。が、今回は船内で行動を共にしていた方々が罹患・重症化する中で、ご夫妻無症状で無事に帰還されました。
腸内環境を整える事は大変重要ですね。禁酒・禁煙を心掛けましょう!
これは驚き!確かに奇跡!!
下の図で理解可能なのかもしれませんね。


- 2020/04/04(土) 23:56:41|
- 独り言
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菊芋は新型コロナ感染予防に役立つと考えます。
菊芋のイヌリンはプレバイオディクスとして、腸内善玉菌を活性化し免疫力を増強する事が
判ってます。
私の診療している、74歳の糖尿病患者さんが生活習慣として三年前から菊芋茶を飲んでいる方が、
ダイヤモンドプリンセスから感染せずに2月20日下船されました。
この方は2~3年前迄は、家族で唯一インフルエンザに罹患していたそうです。
よって家族内では、彼の免疫が家族で一番低いという認識だったそうですが、
ここ2年はインフルエンザにさえかかってなく、この度は新型コロナウィルスからさえ逃れる事が
出来た!奇跡だ!と話しておられました。
これは決して奇跡ではないのではないか?!と感じます。
【ダイヤモンドプリンセス号からのメール】
2月19日8時30分
おはよう御座います。
いつもお気づかいいただき、有難うございます。
今日もふたり共に熱もなく元気に目覚めました。
15日に検疫を受けましたが、まだ結果の連絡がありません。
ドキドキしながら結果の出るのを待つています。それにより今日の下船はありません。
結果の連絡がない為いつ下船出るか全く分かりません。
我々は自覚症状もなく元気にしております。
2月19日21時15分
今晩は、今現在陽性か陰性かを含めて、いつ下船出来るかの連絡はありません。
あちこち連絡をとっているのですが、話は進みません。
ご心配をかけて済みません。
連絡があれば、すぐに連絡させていただきます。
2月20日12時50分
昨夜12時過ぎにふたり共に陰性との連絡があり、朝10時半に下船しますので、
荷物を朝までに廊下にだしてくださいとの指示があり、寝ないで荷造りしました。
先ほど下船し、現在帰宅途中です。まずは、取り急ぎご報告まで。
2月23日9時30分
おはよう御座います。大変ご心配をいただき有難う御座います。
私達はふたり共に熱もなく、元気にしております。2週間は外出を控えようと思っています。
栃木県でクルーズ船を下船した、60代の女性が感染したとの報道がありましたが、
私の妻ではありません。これからも、少しは心配です。
3月1日10時31分
おはよう御座います。先ほど消毒液が、届きました。重ね重ね御配慮頂き、
本当に有難う御座います。
心より感謝申し上げます。取り急ぎご連絡させていただきました。
3月6日11時20分
おはよう御座います。いつもお世話に成り有難う御座います。下船後2週間が経過し、
やっと保健所の監視から解放されました。長いようで、あっと言うまの2週間でした。
二人共に症状はなく元気に過ごしております。保健所との話し合いで検査の必要性は
無さそうとの結論に成りました。
今後体調に変化があれば、即急に検査しますとのことです。
中国のデータによると潜伏期間が二十数日と言う医師もいるそうですので、
しばらくの間自制しようと思っております。
3月26日10時14分
おはよう御座います。いっもお世話になり有難うございます。
下船後5週間が過ぎましたが、症状に変化はなく、二人共に元気にしています。
今までは外出も自制していましたが、やっと正常な日常が送れるかなと思っております。
先日23日に、もう一度だけ薬を送って頂きました。4月後半には、クリニックにて受診させて
頂きたく、思っております。
3月26日14時39分
ご返信有難う御座います
4月5日(日)又は、12日(日)に、ランチご一緒させて頂ければと、思っていますが
いかがでしょうか?家内も、先生にお会いしたいと言っておりますので、もしよろしければ、
奥様もご一緒にいかがでしょうか。
船上より撮影した写真や動画、食事内容等の写真など、今となっては、懐かしい感じの
資料もあります。
以上となります。御本人の同意を得まして、私とのメールのやり取りを掲載しました。
そして、御本人によると船上で仲良くなった御夫婦数組とマジックショーや食事等
行動を共にしたそうですが、残念ながらその方々は感染され、1人は重症化
(吸入ステロイドが著効し、後に改善した3例の内の1例だそうです)といった状況下
にあったという話でした。
東北医科薬科大学賀来特任教授が2月10日に行った、
緊急提言新型肺炎対策『STOP感染症・7つの約束』
◆約束1 正しく恐れる。
◆約束2 ウイルスや菌の顔と性格を知る。
◆約束3 “STOP感染「新生活習慣」”をつくる。
◆約束4 最新の対策技術にも目を向け情報収集する。
◆約束5 喉元過ぎても熱さを忘れない。
◆約束6 新型肺炎以外の感染症にも目を向ける。
◆約束7 防災用品だけでなく、感染症対策用品も備蓄を!
においても、約束3 新生活習慣をつくる。の部分で、
「免疫力を向上させる酪酸菌、乳酸菌などプロバイオティクス摂取の重要性」があります。
詳細は→
緊急提言7つの提言私はこの事実にヒントがあろうと考えます。
試してみて効果があれば、予防策になればと思い、沢山の方々へ、予防対策として、お勧めします。
マスクやアルコールの不足、都内は首都閉鎖になりつつある今、本当に効果のある本物に関する
情報発信をして頂きたいと考えております。
但し、いつも話しておりますが、あくまでもキクイモであって下さい。
決してキカナイイモでは免疫を増強する事は困難です。
役に立たない代物の摂取では対策にならないと思います。巷にはキカナイイモが溢れてます。
8割程度はキカナイ危険性も感じております。
昨日お問合せ頂いた花さんの花粉症に対しても免疫が上がった!という点では良い、
本当のキクイモである事が解ります。
ただ、連作障害や化学肥料の使用、保存、水洗い、摂取上での注意点を無視して
いてはキカナイイモになり得ます。是非お気を付け下さい。
因みにこの方が摂取していた『本物』はイヌリン含有は担保されている、推奨出来る物でした。
詳細を知りたい方は、是非遠慮なく、問合せメールにてお問合せ頂きたいと思います。
- 2020/04/03(金) 06:32:34|
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久々にキクイモ医師ブログに関する作業に従事致します。
一昨年母を亡くし、故郷日光へ戻り仕事をしております。
5年前、母が悪性リンパ腫を発症し、3年間看病・介護をして
参りました。愛する母故に懸命の介護でした。
奇跡的に病状改善し、日光へ戻り、その後3年間自宅療養し
旅立ちました。
その後、日光へ本格的に戻り、働く環境も変わり、診療所の院長として、
警察医としても仕事をしております。何かと多忙を理由にブログ更新を怠けておりました。
それにしても4年近くブログ更新をさぼっていたとは。。。
いくら不定期にしても程がありますね。
今回、花ちゃんからコメントを頂戴し、新たな年度で心機一転再開しようと思いました。
今後とも宜しく願い致します。
(不定期ではあうでしょうが・・・)
- 2020/04/02(木) 06:11:57|
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