昨日は夏至。19時頃迄明るく日が伸びました。
一昨日は娘の誕生日でお出掛けし、美味しいものを食べて来ました。

彼女が離乳食の頃から通って20年余。
宇都宮市県庁近くの【BP】フランス家庭料理のコースを堪能しました。
最期の晩餐には何を食べるか?!
ACP(アドバンスケアプラニング)人生会議において、話し合う必要性を説いている職業柄、
自分は人生最期の食事は何が良いか?!食いしん坊の私は今から家族に伝えてます。
1)鰻、2)カレー、3)焼き鯖
今年95歳で逝去した父が最期に食べたのは、
昼ご飯に ちらし寿司、シャケの胡麻照り焼き、ツミレの味噌あんかけ、味噌汁という話でした。
お寿司、鰻、天麩羅 何でも美味しそうに食べる人でした。
食事摂取が低下する度に、天ぷらそば、ウナギ、お寿司と差し入れし、その都度回復してました。
節分の翌日未明に急逝。最期迄、トイレへ行き用を足す。
医師である私の手を煩わせる事無く旅立ちました。
祖父が亡くなった(享年89歳)際、父が同じ事を言ってました。
「医師である息子・孫の手を煩わせず逝ってしまった。」
同じ言葉が繰り返されました。祖父同様に見事な最期でした。
訪問診療で伺う、高齢の方々にどういった生活をしてきたのか?何を食べてる?等質問しますと、
ストレスが少ない、介護者である息子と嫁がよくやってくれると感謝されてます。
醤油・味噌を自分の家で作っていた等参考になります。
日頃の食事と共に、生活習慣として長寿の秘訣として考えていきたいですね。
さて,コロナ禍第9波が始まっているみたいです。国は終息の印象を植え付け、あたかもコントロールしてる様な
印象を受けますが、感染者数の発表を中止し、単に臭いものには蓋的な対応と感じてしまいます。
実際現場の印象としてはここ1ヶ月、観光客が戻った日光の私の診療所でも、少なくない数のコロナ感染を診断をしてます。
又、市内の施設においてはクラスターが複数出ています。
そんな中、免疫強化を謳う飲料等が盛んに機能性表示食品で売り上げをのばしております。
以前、機能性表示の乳酸菌飲料で糖尿病を悪化させた方を御紹介しましたが、その後飲用中止により改善を観ました。
昨年末FPG(空腹時血糖値)143、HbA1C 7.3%迄上がった数値はそれぞれ101、6.4迄低下してます。
数日前、受診された男性の糖尿病データが悪化してました。
食事・生活習慣についてチェックしたところ、最近某社(アルコール飲料メーカー)の免疫飲料なる物を摂取したそうです。

早速、原材料を調べてみたところ、
砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、牛乳、発酵乳(殺菌)、乳酸菌末/酸味料、香料、
安定剤(大豆多糖類、ペクチン)とありました。
多く含まれてる順番に表記するという法律があります。
よって、砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)が多く含まれてる事になりますね。
これで果たして免疫強化につながるのでしょうか?大きな疑問を感じます。
糖尿病、肥満を悪化させる物が免疫に良いとは考え難い!と、言えますから、
機能性乳酸菌だ!というだけで他の原材料を無視出来ませんし、思い込み、信じ込むのは危ないです。
ましてや、機能性表示食品は、消費者庁が発売前にエビデンスを添え、受理されれば、メーカーの責任の下
機能性を謳えるという話です。何かあった際にどういった責任を取ってくれるのでしょう。
効果が薄い、データ不十分とも指摘されてます。
ネガティブデータを立証する事の方が困難なのかもしれません。
長期間に渡るデータ追跡と共に関連性の証明をする事は容易ではありません。
消費者が騙されない様にする賢さを身につけないといけませんね。
口に入る物です。
内容成分・原材料をチェックして避ける事で、腸内細菌を労り、長寿に結び付けて頂きたいと思います。
さて、お陰様で当ブログも10年、500回目の投稿となりました。
コンスタントには出来てませんが、1年約50投稿となると、ほぼ毎週?(数だけは)
これからもどうでも良い事や愚痴含め、時に有意義な情報発信をしていこうと思います。
引き続き宜しく御願い申し上げます
- 2023/06/22(木) 07:10:09|
- 独り言
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本日も外来において、かかりつけの患者さんへ食品添加物についてお話しました。
コロナ禍で沢山売れてる乳酸菌飲料ですが、免疫を活性化、腸活に役立つなら、
そのCMでもっとPRする筈なのですが。腸活に役立ち、コロナに効果がある!と
消費者が信じ込んでるだけなのかもしれません。
少なくとも糖尿病や肥満に効果があるとは感じられない製品が腸活に役立つとは思えません。
いつも申しますが,口に入るものだから何で出来ているのか?!
関心を持たずに健康を保とうとするのは至難の業です。少なくとも製品の原材料をチェックすべきです。
ところが、この飲料Yについて、インターネットで原材料を調べようとしても、なかなか出て来ません!
意図的なのか?!隠してるのか?は分かりませんが。小さい器に細かい文字で書かれてるのでは、余計読めませんね。
機能性乳酸菌であっても一緒に入ってるのがガムシロップの様なものでは、免疫増強は無理かと感じます。
昨日の外来でも2人の患者さんに説明しました。止めろ!とは言いませんが,事実を話し御本人の判断に任せる形です。
健康維持、生活習慣病への配慮をしないといけません。
以前、キクイモの共同プロジェクトに取り組んだ老舗K社(名古屋本社)は大変真面目な考え方で、
ここの製品は、その原材料を見る度に流石一流企業!と感心させられます。添加物がほとんど入ってません。
入っていてもビタミンC、クエン酸といった保存料と香料のみ、本当に極少量です。

そんな訳で、昨日も宇都宮市FKDへ買い物に出掛けた際に買い求めました。
先日、市販されてない温州みかんジュースのお取寄せをしたばかりなのに。

こちらは添加物ゼロです。
FKDにおいては、私が推奨するキクイモ茶が評判になり、飛ぶ様に売れている様子です。
先日のロータリー講演会の影響もあるでしょうが、1度飲み始めてみる事で、何か実感するのでしょう。
リピート率は90%でTDL以上とも。(夕刊フジの編集長がかつて言ってました)
矢張り良い物はしっかり浸透し,根付くのでしょう。
K社も歴史あるロングセラーが沢山ありますし、
こういった愚直なまでの誠実さは、添加物が溢れる時代において
健康という観点からは頭が下がる想いです。
かつて船◯総研の方から「良い物が売れるのではなく、売れた物が良いのです!」と言われましたが、
売れた物が良いのではなく、良い物は売れるのです!と、今でも信じてます。
但し、繰り返し申しますが、キクイモのコツを十分に理解する必要があります。
FKDの1階ドラッグストアの効く芋茶の売場近くにごぼう茶で有名な医師の顔を出した、
ゴボウ・菊芋茶なる物も売ってました。
医師のネームバリューも異なりますが、品質,価格も違います。
それよりも効果がある物なら、結果は出るでしょう。
昨日の外来患者さんで60代女性の方が再診されました。
以前、私の所へ来て、農産物直売所で菊芋を買って食べ始めました!と、コツの説明を遵守出来ず、
遠回りした為、厳しくも根気よく再度説明した経緯があります。
時間は掛かりましたが、やっとHbA1Cが6.3%迄低下しました。
その他のデータも正常域。
糖尿病データも正常値迄あと少し。体重ももう少しではありますが、
大変前向きに、明るい表情で帰りました。一緒に喜んでいます。
こういった方々が沢山増える様に今後も頑張ります。
- 2023/06/14(水) 06:12:50|
- 日々の診療徒然
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今週も糖尿病の新患の方が見えました。
先週は37歳男性で、HbA1Cが7.9%でした。
今週初診の方は、78歳HbA1Cは9.1%でした。真岡市在住で同じ県内とはいえ片道60km!
水曜日に問合せ無しに見え、不在で失礼しました。
(施設の嘱託医、警察医、訪問診療・往診等をあてる為、水曜日不在が多い)
前もって連絡頂ければ、遠方から受診される方の為にゆっくりお話を伺う日時予定をご案内出来ます。
職員が予定を説明し、再度お越し頂きました。受付締切直前の受診をお勧めしたのですが、
受診されたのが朝イチ。台風で雨降りで幸いにも(?)患者さんの出足が遅く、ゆっくりと話出来ました。
ご持参頂いた資料を見ると、地元の診療所に通院して投薬を受けていた今年の初めはHbA1Cは5.7%と
良好でしたが、食事指導と運動療法が大変厳しい為、他の医療機関に自己判断で転医。漢方の開業医に
移ったそうです。内服薬が変更となり,9.1%迄悪化!
その医師はデータを見て何て言いましたか?!と、尋ねたところ
「薬を倍にしましょうか?!」となんとも呑気。内服の変更が無いままだったそうです。
たまたま本屋さんにあったキクイモの書籍を目にして、慌てて飛んで来たそうです。
遠くから通い続けられる?に、「命懸けで通います!」だそうです。
朝御飯は食べて来ましたか?の問いに、
受診されるI時間前にコンビニで飴玉を3個舐めながら来ました。の答え。
折角、遠くから来てくれましたが、流石にこれには呆れながらもシッカリ厳しく指導しました。
辛くなる程の指導とは一体何だったのでしょう?!
又、I番の問題は、ヒトの話を良く聞かない!ややそそっかしい印象です。
何度も説明の合間に、合いの手を入れるの如く、自身の話を長々挿入されます。
私の話を聞く気持ちがあるのか?!尋ねて説明を再開する!といった具合。
私が監修したイヌリンチョコレートについて話してると、「チョコレートは良いのですね?」と、
自身で思い込みした発言があります。そそっかしいというか、危なっかしい。
そんな訳で、他の患者さんが見えた為、1度診察室から退室して頂きながらも何とか診察を終えました。
この方の経過についても当ブログでお知らせしましょう。

我が家の庭の満開のヤマアジサイ、
以下のメールが届きました。
先生こんにちは。お世話になっております。
娘は毎日楽しく大好きな菊芋茶を持って登園しております。
5/22から主人と私がコロナに感染してしまい、娘に感染してしまわないかと
心配していましたが驚くことがありました。
毎日欠かさず飲み続けていた娘だけが感染することなく済んだのです。
先生が本にかかれていたように、ダイアンモンドプリンス号での菊芋茶を飲まれていた
ご夫婦の様に飲んでいた娘は無事でして、主人と菊芋茶の凄さを更に感じ感動いたしました。
本当にありがとうございます。
早く娘と思い切り走ったり、抱っこしてあげたい!仕事がしたいと意欲も出てきました。
娘は先週の日曜日運動会でして、数ヶ月の間に踊りも頑張って踊っていました。
以上、(中略)

ダイヤモンドプリンセス号から撮影
一昨日も、風邪と言って来院した方がコロナ抗原検査陽性でした。

又、障害者施設てはクラスターも発生しております。
国が言う様な、未だ完全に封じ込んだ話ではありません!
自身の免疫を強化しておく必要がありますね。
- 2023/06/11(日) 07:13:49|
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またもやカレーを食べました。
娘と帰りの時間を待ち合わせ、宇都宮駅構内パセオのフードコートで
好きな物を食べよう!という事で、大好きなカレーをチョイス
ashitamo iihi (アシタモイイヒという名も気に入り)
カレー屋さんでバターチキンカレーを頂きました。
ルゥを一切使用してないヘルシーなカレーというコンセプトで
大変美味しかった。

医食同源という考え方は、臨床医として糖尿病をはじめ、生活習慣病と
向き合ってますと本当に大切な考え方だと思います。
子供の頃、母の台所仕事を手伝って際、教えて貰いました。
健康な時は余り感じないのかもしれませんが、人間食べられなくなると
終わりが近くなります。
がん患者でも食べている間は大丈夫!とは、亡き父の言葉。
どんな理由でも食べられなくなったら要注意!です。
在宅での看取りや、高齢者施設での最期に立ち会う機会が多い昨今、実感しています。
病院で術なし!と言われ、自宅へ帰ったり、施設入所に至ります。
食事の摂取量が低下してる事も多く、皆で何とか経口摂取を維持出来る様に働き掛けます。
胃瘻や経鼻胃管等を希望しないケースも多々あります。
誤嚥の危険性が高いと、肺炎併発から病状悪化を来します。
高齢、脳血管障害などにより嚥下機能が低下した結果であり、
現在の医療では改善させる事は難しいです。
病院は、治療する場ですから、胃瘻造設・経鼻胃管挿入管理とするか?!
その場合、特に経鼻胃管の場合には、不快感から自己抜去を防ぐ為に、四肢抑制(手足を縛る)が必要になります。
胃瘻造設は家族が嫌がる事が多いですが,自己抜去はほぼ出来ず、経鼻よりも管理は楽で、
(但し管の交換は原則的に病院で行う事が多い)
施設によっては入所も可能です。(経鼻は入所困難)
当然ですが、食べ物の口の通過は無いので味は分かりません。
ご家族によっては、点滴を希望されますが、点滴は基本的に脱水予防で栄養補給には不足です。
5%500ml程度の点滴で100kcalなので、2本やっても200kcalです。
栄養補給やバランスを考え、アミノ酸や糖濃度を高めますと、血管への圧力負担がかかる為、
心臓に近い太い血管へのカテーテル留置が必要となります(中心静脈栄養)。
胃潰瘍や顔面受傷等の食事中止を余儀なくされた場合には実施しますが、老衰や癌末期などの場合には、
延命措置としか考えられない為、ほとんど見合わせる事が多いと考えます。
勿論、病院入院継続での管理となります。
施設は生活の場の提供と考えられるので、積極的医療を行う、
家族が希望させる場合では医療保険の傘の下という考え方です。
介護保険下では医療がメインにはなりません。
こういった棲み分けがある事を知らない御家族も多い為、その都度説明が必要になります。
さて、食事の話から大きく逸れましたが、それだけに元気に食事が出来る健康体に感謝し、
ゆっくりよく噛んで味わう事をお勧めします。
大切な人達と大好きな物を楽しい時間を過ごして欲しいものです。
下の画像は、食事摂取が低下した方の御家族が栄養補助剤をゼラチンで固め、
フルーツとで甘味風に仕上げる工夫を施し、
懸命に介護されてます。味見をしましたが、美味!!

調子に乗って食べると太ります。
又、先日薬膳レストランを開店した旧友の手作りキクイモオニギリです。
流石こちらも美味しく頂戴しました。

こちらは太らないかと思いますが、色々食べてれば太りますよね。
防腐剤、防カビ剤、発色剤、人工甘味料、ブドウ糖液糖等食品添加物を避け、
本当に美味しい物を摂る事が大切です。これがI番の贅沢で幸せに繋がると感じます。
- 2023/06/08(木) 17:40:33|
- 日々の診療徒然
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台風も去り、暑くなりました。
木曜日は家内が出掛けて留守、手弁当が無かった事もあり、
久々に宇都宮市内パイプレストデュエⅡへ。(以下、PRD)
美味しいカレーランチを頂いて来ました。

こだわりの有機野菜。独学でこのお味。見事です。
そして、金曜は雨の中、旧友が始めた薬膳料理へ行き、今回はカレーランチ。

という訳で2日連続でカレーでした。(実際は3日)インド人並みに毎日でも良い!
と思う程カレー好きですが、身体に良い物であれば尚更良いでしょう。
ましてや,PRDご主人さんはキクイモふんだんカレー!後者は薬膳ですから!
本日はPRD御主人は、旧友の薬膳ランチに出向かれたという連絡がありました。
流石、研究熱心な方です。双方に良い化学反応が起こると素晴らしい!期待してます。
さて、昨日こんな物が某ドラッグストアで売ってました。

「腸活」と記載された商品で、よく見るとイヌリン含有云々
前回のブログでも書きましたが、

この左側のお茶を扱うであろう会社の社長も「やっぱりイヌリンですかね?!」等
惚けた話してましたが、イヌリンが入っていれば腸活ではないのです。
以前大手飲料メーカーSでイヌリン入お茶を販売してました。
確か女優の、綾○は○かがCMに出てました。
余りにも量が少ないからか?ヒットせず。最近は見かけません。
某乳酸菌飲料も機能性表示ですが、一緒に入ってる原材料に気を配らないといけません。
腸活お菓子の実際の裏面 原材料は、

こういった物を見て、本当に腸活になるのか?判断するのは購入者、消費者です。
特に食品添加物が沢山記載されている物で腸活になるとは考え難いのですが。。。
機能性や腸活といった言葉、キャッチコピーに踊らされない様にしましょう。
それなら、香辛料ふんだんのカレーはインドの薬膳料理ですから!
そこに解毒効果が期待出来るキクイモ(効く芋)が入っている!
ナント贅沢でしょう!何日続いても良いでしょう。
昨日の外来に先日電話アポがあった、上三川から受診がありました。
37歳糖尿病。HbA1C 7.9%
既に私が推奨する効く芋茶を飲み始まっているそうです。
一所懸命に取り組んでくれる様子でしたから、思ったより早く改善すると感じてます。
当ブログでも御報告致します。是非お楽しみに!
- 2023/06/05(月) 00:16:29|
- 独り言
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