先日来、書評を依頼されていました『医者に殺されない 47の心得』を読了しました。
大変面白い本!と、感じました。さすが2013年 年間ベストセラーランキング第1位。
『菊地寛賞』を受賞されるだけのことはあります。
現代医療・日本の医療について、鋭く切れ込み問題点を浮き彫りにしていると感じました。
来週には書評を送る流れになりますが、あと2回は読み通したいと考えております。
大変読み易い本で、解り易く一般向け図書として素晴らしい仕上がりと感じます。
辛辣な意見も数多く、含みもございますが、我々医師同業者からは間違いなくバッシングを
受けるでしょう、過激な箇所もありました。
しかし、一方で医師の本音でもあろうかと感じます。
抗癌剤で殺される。検診基準の操作により病人を増やす。末期患者のQOLとは?
病院での最期は溺れるか、枯れるか。(点滴で浮腫むか、点滴せずに衰弱するか)
こういった話は現場の医師達でさえ感じている者は多いと思います。
全てが共感出来るか否かは別にして、私が感心したのは、著者が長年医療に携わる者でありながら、
アンタッチャブルである事柄についての問題提起した、その勇気ある姿勢でした。
医師として、患者さんを診療し、薬を処方し、勤務する病院での売り上げを上げる。
いわば、資本主義経済に身を置く立場のある者が、その行為そのものについて異論を述べ、
関わる同業者、検査、薬剤メーカーその他が嫌がる事を言う。
これは生半可な勇気では出来ません。
私自身、『キクイモ』について話する、情報発信する事についても大変勇気を必要としました。
医師会、学会等からも圧力が予想されますし、製薬会社にも邪魔されるかもしれません。
『キクイモ』に携わる知人からお聞きしましたが、「命を狙われた経験もある」とか・・・。
真実を発信、注意喚起するという勇気は、一方で闇の組織圧力との闘いかもしれませんね。
かつてお会いした東京の有名な社長さんから「遣る(やる)気」「勇気」「元気」というお話を伺った事があります。
その真逆は「弱気」「短気」「病気」と仰ってました。
「弱気」と「短気」で「病気」になるそうです。
「元気」とは、胎内10月10日で作られる『氣』だそうで、母親のイメージ。
「遣る気」は人間が作りがたいもので、80%は反対語の「弱気」という『氣』だそうです。
「勇気」は人間に絶対不可欠なもので、トラブル・悲しみの時に「短気」でなく、堪える為に必要だそうです。
『陰』とは、中に渦巻く気の流れの為、縛られて動けなくなる『氣』を言い、
『陽』とは、外側に向かい渦を巻く気の流れで、プラス思考で我慢を重ねる事により『元気』になるそうです。
人間には『氣』の流れという目に見えない物が存在すると思います。
それは自身の経験から来る話になります。
病気になった人が『氣』が悪いからなったんだ!という話ではありません。
そこからどう対処していくか?!が、その人の生き方であるのかもしれないと強く感じます。
先日お会いした、T氏も仰っておりましたが、「医者は頭が堅い!」「自分の目で見たものしか信じない。」
「医者が何でも知っている話ではない!」
私も共感しております。たとえ日本一の大学を優秀な成績で卒業したからといって全てを
知っているとはいえませんし、もし周囲がバカだらけ等と思い込むとしたら、これは傲慢でしかないでしょう。
知識があっても知恵がない。料理本を購入してもまともな料理一つ作れなければ、生きる術に乏しい
というしかないでしょう。
自分の知らない事が数多くあるからこそ、人間は向上するべくより学び、努力をするのだと感じます。
目に見えない『氣』は本に載ってませんし、学校では教えません。
学校で習った知識だけで、患者さんを診る。自分の集積した知識だけで判断するから間違いを起こすのだ
と思います。
『原発事故』にしても、間違いを認め、立ち止まって考え直し、人間に、未来にとって良い物を使う。
こういった考えは持てない物でしょうか?!自分の故郷に帰れない多くの被災者の方々への思いやりは
無いのでしょうか?
多分、知識だけで考えると、そういった事は疎かになるのかもしれません。
『キクイモ』により、多くの方の健康維持・向上や病気の治療・予防、放射能除去・土壌改良といった
復興支援にもつながる。単純な話な筈なのですが・・・。
透析導入の減少やQOL改善といった医療費削減、生産性の向上の可能性をももたらせてくれるお話です。
しかし、そこには普及しては困る、闇の力が存在するのかもしれませんね。
かつて、ベストセラー作家のH先生についてもお話されておりました。医師でありながら、一般向け著書が
大ヒット。600万部売れ、印税だけでも9億とか。この先生、圧力により失脚してしまったそうです。
T氏は私とお会いする前日にH先生とお会いし、今後応援していくというお話をされておりました。
『名探偵コナン』のセリフで(家族で大ファン)、「真実はいつも一つ」とありますが、知らない事は
恥ずべき事ではなく、そこから学ぶ必要があると思います。事実を知りながら自身の利益の為に知らない
ふりをしたり、嘘で包み隠すといった行為は何れ化けの皮が剥がれます。
今も病気で苦しんでいる患者さん、ご家族の方はおられるのですから。
『医者に殺されない・・・』に『タクティールケア【心得37】』のお話が記されておりましたが、
『タクティール』とは、ラテン語で『触れる』の意味だそうで、日本語でいう『手当て』です。
知識で武装された方々には、難しいお話で理解出来ない知恵の部分なのかもしれません。
定量的な話ではなく、定性ないしは感覚的な決して「何故?」は証明出来ないものかと思います。
先日日光での代診の際、父から聞いた話ですが、
私の同級生の妹で、闘病中の彼女が、
我が家の昔からある松の木に「抱きついても良いですか?」と尋ねたそうです。
父も驚きながら、「良いよ!でもどうして?」と、聞き返すと
「この松から氣を貰いたいんです。」との返事だったそうです。
「病気」に等、負けず、是非「元『氣』」で!
科学で解明されていない事はたくさんあります。
奇跡を心から信じたいです。
- 2014/04/17(木) 19:35:33|
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