本日午前は外来担当日でした。
糖尿病の患者さんメインに、お馴染みさんが沢山見えました。
私が現在の病院に勤務して早6年が経過しますが、当初外来患者さんの
数が少なく、暇な時間が多くて手持ち無沙汰でしたが、5年も経過しますと
かかりつけの常連さんが増えました。
勤務開始当初、外来患者さん増員を目的に『糖尿病教室』を3か月に1度開催しました。
出席者は集まりましたが、オープン参加であった為、他院の為にやっていた状態で、
当方への集客にはなりませんでした。
が、気付くと糖尿病新患も増え、活気が出た印象です。
糖尿病教室については、結局2年間、計8回で終了しました。今思い返しても
大変参加される方々、私自身も楽しかったのですが、協力体制に不備がありました。
私自身『糖尿病教室』は自身のライフワークとして位置づけております。
以前勤務した病院においては年間4回、3年間継続しましたが、こちらも
中止してしまい残念でした。
医師の他、栄養士、薬剤師、理学療法士といった他職種で、患者さんそのご家族に
インフォメーションし、講義のみならず、一緒に歩いたり、調理のお話等。
特に趣向を凝らして、出席者が飽きないように音楽を掛けたり、川柳を募集し
投票の上、自腹を切り入賞者や皆勤賞の方にプレゼントを贈ったりと楽しい時間を
共有しました。
中止の理由は、関わる職員の意識の問題と感じます。
土曜日の午後に開催しておりました。当方も土曜日はお休みでしたので、
休み返上で取り組んだのですが、職員の中には「余計な仕事」と捕えたり、
有給勤務を主張したりと正直『手におえない』連中もおります。
そうなると、私自身『決して気が長いわけではない』部分が出まして、つい
「やる気のない奴は止めてくれ!俺一人でもやるから!」と、なってしまいます。
すると、その言葉を切っ掛けに「止めた!」といった理由づけ。
私的病院なのですが、「他者の為に」とか「組織の売り上げに貢献」といった感覚は
無い様子でした。
結局、新任の医師が独りよがりで、大風呂敷を広げた形。正直失望しました。
拙著書『糖尿病を治したい人はキクイモを食べなさい』はこうした経緯もあって
自身の5年間の『糖尿病教室』集大成であり、「一人でもやってやる!」という想いが
詰まっております。

『キクイモ』の素晴らしさをお伝えする事は勿論ですが、糖尿病療養の方々に
『糖尿病教室』でのメッセージ・エッセンスをも十分に盛り込んでいるつもりです。
参考になる箇所により、一人でも多く、少しでも良く!という想いです。
さて、現在5月23日東京ビッグサイトでの講演について、準備中です。
患者さんのデータをまとめていくにつれ、『キクイモ』の素晴らしい効果を改めて実感しております。
今回は糖尿病(血糖コントロール)への効果と腎機能への効果についてが主になろうかと思います。
食事療法に取り入れる事で、データ改善している方々が多くいらっしゃいます。
全てのケースがとは決していえませんが・・・。
そこには『意識』の問題が見え隠れします。
(前述糖尿病教室に関わった職員の意識に似ているかも・・・)
苦労してきた、合併症が・・・等。
努力しても報われず、切羽詰まったりした経験のある方には朗報になろうかと思います。
しかし一方で、楽な方法で!たまたま。
といった感覚の方には意外に改善が見えなかったり、遅れたり。
昨年、足が浮腫み、尿タンパク陽性。私から入院を勧められ「何ぼでも紹介状書くから!」と言われ
尻に火が点き、
キクイモ漬になった男性のお話を当ブログにも書きましたが、
その方のその後について。
HbA1Cが6.8%に劇的に改善したにも関わらず、
御本人曰く「あのタイミングでは、酒を止めていたから!」
の一点張り。その後、悪化の一途。最近は7.8~8%前後で推移しております。
さすがに私も「もういい加減に気付いたら!?つける薬無いよ!」
一方で、こちらも以前ご紹介しました、単身赴任中の40代肥満男性。【
12月16日、
1月10日】
本日、お見えになりました。
診察室に入ってきて「痩せましたね!?」御本人は「いいえ、それ程でも・・・。」
担当看護師も「絶対痩せました!!!」
血糖値も早朝空腹時血糖が122mg/dl
HbA1Cは本日採血なので次回ご紹介となりますが、2月が7.8%低下の途中経過でしょうから、
今後が楽しみです。又、少々高めだった血圧も薬無しで正常化しております。
御本人も努力が報われる喜びもあるでしょうが、当方も大変嬉しく思います。
その他にも『劇的改善!!』(劇的ビフォアアフターみたい)を5月23日の講演会
でご紹介したいと考えます。今からまとめていくのが楽しみです。
乞うご期待!
- 2014/05/09(金) 18:59:47|
- キクイモについて
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