FC2ブログ

キクイモ医師のつぶやき

糖尿病臨床医の健康的キクイモ生活情報

親の入院と赤子の躾


2日の月曜ヒルに突然友人の医師から電話がありました。
彼とは学生時代から35年来の付き合いで、3年前から父の
主治医をお願いしております。

電話によると父が緊急来院し、入院が必要とか!

前日の日曜日夕方に電話で話したばかり。その時は
特に問題なかったのですが・・・。

急な話に「・・・」絶句。

病状は?

の問いに、ハッキリはしないが脳梗塞疑い。

前日の夜一杯やって、うたた寝。目覚めた際、左足が
長時間座っていた時のような「シビレ感」があったそうです。

一夜明け、そのシビレは3分の1程度残り、左手掌にも違和感が
出現した為、緊急受診した様子。

脳CTでははっきりした梗塞巣は無く、これからMRIを撮影する方向
だが、早めに『カタクロット』という注射薬を使用した点滴治療をする
方針で考えているが・・・。という連絡でした。

『カタクロット』は、血液を固まらせるのに関与するトロンボキサンA2という
生体内物質の働きをとめることで、血管で血が固まらないようにします。

MRIでも明確な梗塞は見当たらないが、微小循環不全と考えられました。
麻痺ではないが、神経症状の出現の理由です。

親父の身体の事を一番把握している医師であり、86歳という高齢に加え、
心臓その他疾患を持つ事を十分に把握した治療方針で当方も納得。ほぼお任せ状態。

彼の心境からすると、ベテラン医師である父とその子供、旧知の友人医師と
いう状況からすると、大変やり難いとはこちらが気遣いますが、しっかりとした
治療をしてくれたお蔭で、本日3日目ほぼ症状が消える程の回復が得られました。

勿論、脳の病気で、急性期でもあるので、余談は許さないと感じますが、ひとまず安心。



先週水曜日に私が勤務する病院に、めまい、嘔吐で入院された94歳認知症で、食事摂取
も徐々に低下しているケース。食事摂取可能であればと、金曜日から少しずつ差し上げた
ところ、土日しっかり食べられました。

しかし、日曜に家族が来て、看護師に「ご飯が食べられるなら、車椅子でも乗せてくれ!」
「寝たきりにされたんでは困るし、褥瘡なんか作られたら!」といった発言が息子の
歯科医からあったようです。

眼振、嘔吐でしたから、ベッド上安静は当然ですし、もともと認知症で食が細いケースなので、
少しでも!と思い、食事を出したらほぼ2分の1完食。
現在は点滴も自己抜去、看護・介護士への暴力と、元気回復!

ご家族のご希望もあるので、寝たきりにならない為にも明日さっさと退院して頂こうと
考えております。こちらも違った意味でやりづらいケースですね。

最近は、こういった患者家族が増加している印象を受けます。『モンスターペイシェンツ』と
呼ばれるのかもしれません。多少の知識があるのかもしれませんが、病状を把握している
医師を信用出来ないのも悲しいですね。私の不徳の致すところでしょうか?

まあ一方で『ドクターズハラスメント』といった言葉もあるので、(実際にそういう輩も見てますが・・・。)
一概に申せませんが、本来患者本位の治療でなく、家族や経営者の顔色を伺うばかりの
働き難い環境があるのかもしれません。



父が元気になりつつあり、胸を撫でてはおりますが、最近の私はいささか寝不足。
親父の愛犬を入院中預かる事になったのです。

母は、面会と保険請求の仕事で面倒見れないという理由で早々育児放棄。
可愛そうになり、連れ帰ったわけです。

生後2か月余。排泄の躾も現在進行形状態。甘えん坊の女の子。
車のエンジン音に振るえ、外へのお散歩もビビり。

リリィ租界1

リリィ租界2



月曜日の夜に車で日光から宇都宮へ来ました。高速道路運転中も鳴き続けた
為、膝に乗せると、私の肩から頭に登ってしまい、結局前足を私の頭に、
後ろ足を肩に乗せ、眠ってしまいました。約30分はその状態で運転し無事に帰宅。

毎日、ウンコ・オシッコと大騒ぎ。朝4時半から鳴くため、この蒸し暑い中窓も開けられず。

リリィ租界3


昨夜は、親父から「スナップを送って!」に応え、送りましたが、本日は日光での診療後
面会しつつ、再会させました。親父の方が感動していたようですが・・・。

リリィ租界5


この際、しっかりと躾て、退院日には成長したリリィちゃんと再会、今後の父親の元気生活を
皆で応援しようと心に誓っております。(ややヘバッテはきてますが)

しばらくは眠れない日々が続く事でしょう。


  1. 2014/06/04(水) 19:55:25|
  2. 日々の診療徒然
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<リリィ疎開日記 | ホーム | 糖尿病新薬とキクイモ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://drkikuimo.com/tb.php/128-1268abce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

キクイモ医師

Author:キクイモ医師
栃木県で勤務する内科医です。糖尿病を主とし臨床経験四半世紀を経過しました。
糖尿病の他、生活習慣病の増加、玉石混交のサプリメント市場、現在の医療・介護の問題等日々の出来事から感じた事柄などをつぶやいていきたいと思います。宜しく!

最新記事

お薦めリンク集

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (1)
キクイモについて (168)
日々の診療徒然 (77)
独り言 (174)
回顧録 (2)

お問合せ

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

最新トラックバック

最新コメント

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR