やっと1週間が終りました。実際には先週土日は当直でしたので、
連続の2週間終了といった気分です。(12日成人の日は当直明けでしたが・・・。)
明日午前には日光代診。午後は近所で蕎麦打ち予定。
明後日は朝から恒例の虚空蔵尊参りに出掛けようと思います。
来週は火曜日午後から上京し、2つのアポイントがあります。
そんなこんなで、予定が目白押しです。
昨夜は当直でしたが、午前・午後外来。昼休み当番で病棟指示。
夕方から当直といった、木曜日のデューティーでした。
さすがに疲れて、20時頃にはTVつけたまま、いつの間にか眠ってしまいました。
目覚めると午前3時。その後、二度寝しようにも眠れず、布団の中で明るくなる迄モゾモゾ。
ようやく無事に終わった!思いです。
新しい職場で半年が経過。売上について貢献すべく、ベッドを出来る限り満床に!と、
考え、同僚と懸命に頑張りましたが、本日「平均在院日数が30日になってますから!」
疲れもあり、朝から『カチン!!!』と来る言葉。
ベッドを空けておくよりも、埋めた方が!と思い、やってましたが、現在勤務する病院は
施設基準から入院患者数よりも平均在院日数を遵守した方が良いそうで・・・。
またまた、入・退院入れ替わりで、バタバタと慌ただしくなりそうです。
事務長に問い質し、方針を理解し「解ったよ!」とは言ったものの。
私は糖尿病を主に慢性疾患専門であり、かつ嘱託の老人施設の患者がメインですから・・・。
大変困難な状況になる事と予想されます。
ただ、病院の方針ですから、郷に入っては郷に従えの想いで取り敢えずやりましょう。
今月残り半月足らずで、方向修正となります。
ここが療養型病院と大きく異なる部分ですね。
空床があると、空けておくのは無駄!という気持ちから埋める事を優先させる気持ちを
切り替えないといけません。
各地の救急病院も全国平均で、稼働率70%なんですと。
某基幹病院院長の言葉を借りますと、「入れる事より出す事を考えろ!」だそうです。
患者さんからすると、入院した瞬間に、退院の話をされるそうです。
これが現在の医療制度が持つ実情です。
患者を持つ家族になれば、心当たりがあるかもしれません。
病院側からすると、生き残る為には必要な事です。
本当に誰の為の医療なのか?考えさせられる部分ありますね。
これで、自民党復権により、介護病棟廃止の動きになりますと、介護難民が出て、
某大臣が放言した、高齢者淘汰といった事にも繋がります。
いくら医療費が膨れ上がったといっても、ヒトの命ですからね。。。
先日のミーティングの際、意識高い集団の彼女達が言ってましたが、検診で病気を
指摘された方々の為になる活動をしても、集まらない!
患者さんサイドの意識。
いわゆる『病識』(病気についての認識・意識・知識)が乏しい事も問題です。
糖尿病患者について、指導が厳しく、真剣に糖尿病の状態と患者さんの将来を
気にしている医師から逃れて、ただ薬だけ。うるさい事を言わない医師の元へ
逃げ込む患者さんがおります。
その結果、足が壊疽になってから、患者の食事療法の取り組み方を理由に大学病院を
はじめ総合病院に紹介するケースが多々あります。それが例え糖尿病専門医という看板を
持っていてもあるのが実情です。
いわば、甘い汁を吸えるだけ吸う様な事をしています。
糖尿病について、病識を高める事自体が、その患者の将来に繋がる筈なのですが・・・。
彼女達の話では、毎年検診で、糖尿病治療中とあるが、HbA1C8.5%が続いているとか。
大変不幸な状態を見ている。近い将来が心配です。と・・・。
糖尿病は尿に糖が出る(甘い尿【飲んだ事はありませんが!】)病気ですが、甘く見てはいけません。
厳しくもしっかりとHbA1Cを6.5%にはしておいて欲しいものです。勿論、低血糖は×ですが。
食事・運動・薬物療法の3本柱が基本です。その中でも食事が大切です。
食事療法の指導をしてくれない医師、理由をつけて指導を受けない患者とその家族は
注意して下さい!
『キクイモ』は素晴らしい食材ですが、あくまでも上の3つが基本です。
その上で、4番目の方法として位置付けて下さい。これを知って、実践するかどうかで
糖尿病患者さんの将来が変わります。
そして、将来的に医療費削減にもつながり、日本の医療と、そして日本の将来が変わると信じます。
- 2015/01/16(金) 19:11:29|
- 日々の診療徒然
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