本日は当直明けです。
先週の心不全の85歳女性は、治療の甲斐あって、週末に尿排出が
多量に観られ、回復の兆しを見せております。
本日午前、外来主治医が驚きをみせておりました。
ただ、認知症が進行している事、検査データは悪化している事、
元々の心臓機能が著しく低い(心臓の壁の動きが不良)、今後の栄養ルート等
種々の問題が控えております。
取り敢えず小康状態には至らしめる事が出来た。といった感じです。
何しろ2日間で6000mlの尿が出ました。
外来主治医によると、昨年末、入院治療を勧めたが、お正月もあり
御本人から入院を拒否されていたそうです。御自身は大変しっかりしていた印象です。
今朝、病室を訪ねると、「あんた誰?!」「私の家に勝手に上り込むな!!」といった状態でした。
肝機能、腎機能障害と貧血も進行しております。相変わらず余談は許しません。
さて、本日の外来では、60歳の女性が来院。糖尿病、高血圧、高脂血症の初診患者です。
カルテにメモが挟んであり、そこには『高糖、高質、高血圧』そして何やら意味不明の漢字の羅列が・・・。
診察室に入ってきて、片言の日本語。中国の方でした。一人で受診され、会話が成り立ちません。
時間を掛けて聞いてますと、糖尿病で手足が痺れるそうです。そして「糖尿のクスリ、クスリ!」
持っていた血液検査データを見せて貰うと、2012年9月 HbA1C 11.5% 血糖値 378mg/dl
病院名は金沢〇〇病院。宇都宮の隣の街にお住まいで、住所も保険証もあります。
間もなく、病院関係者の通訳により話の大筋は理解出来ました。
ここ約2年半、治療を中断していたようです。実際には隣街の開業医さんに受診したようですが、
「あの病院のクスリはダメ!」と言って、たった1回で中止。その後は放置状態。
石川県金沢市に2年間滞在していたという話でした。
日本人男性と既婚という話で、御主人に電話し仕事帰りの夕方に面談しました。
5年前に結婚。2年金沢、その他香川(?岡山とも)別々に暮らしている様子。
奥さんの仕事も十分に把握していない状態。細かいお話を伺う程、「??????」
入院してしっかり治療を!とは言ってはみましたが、私の勤務する病院には通訳が常駐している
訳ではありませんし、入院しても退院後の治療継続が困難と判断。
明日、行政に連絡し、公的医療機関での治療をする方針となりました。
まぁ、色々な事があるものです!
治療というよりも、こういった方々の面倒をみたり、手配をしたり、雑多な作業となりますね。
これも仕事でしょう!が、午前の外来は、その方一人に1時間20分掛かりました。
待っている患者さんには謝罪。これも仕事です・・・・。
さて、本日昼休み束の間の休息時間に、前職場の職員から『キクイモ』についてのご質問が
寄せられました。辞職して半年になりますが、その後キクイモ摂取により体調が良い前同僚が
多い様子で、大変喜ばしく思いました。
是非、健康で御活躍される事を!
私も『キクイモ』で、日常の仕事を頑張りたいと思います。
- 2015/01/26(月) 21:50:37|
- 日々の診療徒然
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