たった今、帰宅しました。
現在時刻は19時半。
帰り支度の際、救急車での入院がありました。
78歳男性。眩暈を主訴に宇都宮市内の基幹病院が満床で紹介となり、結果
残業となりました。
今朝、10時半にその病院に救急搬送されたそうですが、検査・点滴を1日行いましたが、
症状改善せず、満床の為、18時転院となりました。
当院、かかりつけでは無いのですが、かかりつけ病院が療養型の為、受け入れ拒否。
どうなってるのでしょうね!?
それよりもその患者。紹介状に肥満、糖尿病とあったので、
日頃の糖尿病のコントロールを尋ねると「そんなの知らねえ!」の返答
こちらも『カチン!』「そんな事言っているから、救急車なんだよ。もっと自分の健康に興味持て!!」
さて、先日入院した心不全の女性。本日は病状も改善し、正気を取り戻した様子です。
先日の「あんた誰?私の家でなにやってんだ!」の発言に、猛省しておられました。
昼食もしっかり摂られ、動き出したい様子ですが、山は越えたものの、心臓の能力は
低い状態に変わりはありません。もうしばらくは安静が必要です。
元気に歩いて帰れる日が来る迄、しっかりと療養しましょう!
今朝の冷え込みは大変厳しく、宇都宮は午前中、吹雪きました。
そんな中、診えた外来患者さん。頸髄不全損傷の男性、やはり78歳。
最初、受診された際、「以前、他院で糖尿病の薬を処方されたら、低血糖を起し中止した。」
初診時HbA1C 6.8% 決して悪くはないですが、キクイモ茶をお薦めしました。
そして、本日採血検査に来られました。簡易血糖測定器の結果は空腹時血糖96mg/dlでした。
初診時、車椅子で診察室に入って来たのですが、本日は杖歩行。浮腫んでいた為、靴が履けなかった
のに、キクイモを摂るようになったら、尿排出が良く、「歩ける!」加えて、大便排出も良好となり感動してました。
先日の新年会で、お友達にも『キクイモ』についてお話されたそうです。
そして、畑が沢山あるから栽培する!というお話。どうも『キクイモ』に魅せられた御様子です。
そこで、栽培その他について講義しました。
摂取の際には、『酢』は避ける様に!と話したところ、「足の浮腫みは黒酢サプリを摂ってから起きた」
というお話をされておりました。
『酢』は身体に良い!という迷信、神話がありますが、あくまでもケースバイケースでしょう。
現在、2月24日の日光市における生涯学習講演の準備をしております。
内容を少々予告しましょう。
①自身の健康に対する感心、病気についての意識 『病識』向上
②食べるものに関する興味 ビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取を効果的に
(農薬や食品添加物の使用は避ける)
③食べ物を粗末にしない、『モッタイナイ』精神、感謝の気持ち・思いやり
④家族での会話、生きがい作り 年配になっても必要とされている、周囲のサポート体制
⑤その他(キクイモについても是非お話するつもりでおります。)
こういったお話をするつもりです。
日常の臨床においても感じる事だらけです。
改めて感じる事ですが、長生きする方々に共通する特徴を研究しても面白いですね。
そこにヒントがあるかもしれません。
そういえば、長寿で有名な医師、日野原先生の大便を採取して研究している研究者もいるそうです。
それこそ金魚の糞の如くでしょうかね???
- 2015/01/28(水) 20:06:50|
- 日々の診療徒然
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0