本日も当直明けです。
ただ、運が良い事にグッスリ眠れました。
朝風呂を浴び、身支度、軽い朝食を摂った後、直ちに今週が
始まりました。
今月3月から月曜日午前の外来診察が午後に変更となった為、
午前中は病棟の仕事に集中出来ます。週末を挟んだ為、様々な
指示があります。
お蔭で、夕方久々に落ち着いた時間が確保出来ました。同僚の
O医師と医局で色々な話が出来ました。彼は私より一回り位年下。
大変優秀で、熱心な医師です。
色々と教えてもらう事もあり。一緒に仕事していて助かっている事も
多くあります。
数日前に送られてきた、私が投稿した記事が掲載されている某機関誌を
お分けしました。特集記事で、『自然と共に日本食』という題名で昨年末
依頼された原稿です。
1月号掲載予定という話でしたが、3月号となった様子でしたが、諸事情あるでしょう。
字数、〆切を遵守し、言葉遣いにもかなり気を使いましたが、一部分校正されてました。
その中で、私の心意とは異なった表現があったのが、残念で致し方ありません。
その一文は「あえて申すならMADE IN CHINA に国民は手を出さなくなってきている。」と
いう箇所でした。
確かに、2007年から2008年にかけて起きた中国餃子による食中毒事件は記憶に新しいです。
しかし、私の知る範囲では、中国からの大量輸入を考えると、アメリカ等その他の国
からの食中毒の率の方が高いと聞きます。
勿論、粉ミルクにメラミン混入し、乳幼児に腎結石、春雨に漂白剤、下水道汚水から食用油、
基準値を上回るカドミウム含有米といった事実もあります。
敬遠される理由もあろうかと思いますが、少々見直す必要も感じます。
輸入食品監視統計によると、中国産検査数量が多いが、違反割合は0.22%でアメリカの1/4
残留農薬検査では国産0..34%に対し、輸入品0.21%の基準値を超える農薬を検出したそうで、
国内都市部においては、無農薬栽培をしても土壌全体が汚染されている危険性がある事。
そして輸入食材と異なり、残留農薬検査も無いといった状況から国産=安全と言い切れない部分もあるようです。
というのも、中国産のキクイモで甘粛省(敦煌近く)で栽培されているキクイモのイヌリン含有は47%、
一方国産のキクイモの場合、42%のイヌリン含有と農薬による土壌の『地力』低下が危惧されます
(勿論、国産でも場所によるでしょうが・・・)
ただ、少なくとも国産が安心・安全というのは迷信或いは情報操作の危険性もあるという事を
憶えておく必要があろうかと感じます。
それを証拠に、専門家の間でも国産品より中国産の方が安全という声もあります。
日本農産物安全神話は崩壊している模様です。農薬、化学肥料、除草剤、殺虫剤等は使用せず
自然の農法に回帰すべきタイミングにきているのかもしれません。
そうしないと、栄養を語る事が出来ない物を食べ、病気になり易い体質を作る事になるかもしれません。
便利な時代になりましたが、自然と調和するべき時なのでしょう。
原発問題も同様ですが、御用学者による情報操作等に惑わさる事なく、しっかりとした情報を
得て、自身の責任で健康管理をしていく時代に突入したと感じます。
- 2015/03/02(月) 19:16:25|
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