本日午後からキクイモ収穫に行って参りました。
昨日午後、外来診察の際、施設入所中の方が再診され、
ケアマネージャーSさんが同伴されました。
そのケアマネージャーさん、以前から顔見知りでありました。
御本人もインフルエンザワクチン接種希望という事もあり、
患者さんが出て行った後、診察室に入られたので、拙著書について
ご案内のつもりでお話しましたところ、「先生もキクイモですか!?」
といった反応!
お話をお聞きしますと、ご主人が農家でキクイモを作っているそうで。
以前、農業研修で渡独した折、健康に良いとされるキクイモにご興味を
持ち、ポケットに入れて持ち帰り、自身の畑に植えたそうです。
あまり美味しくなく、料理をさせられるので、奥様は嫌気がさしていた
表情をされていました。
『ドイツ産のキクイモ!』
ヨダレが出そうなお話にビックリ。
ドイツ産のキクイモを栃木で収穫出来るなんて・・・。
ヨーロッパでも、ドイツ産の品質は高く、栽培法、加工技術等も進歩して
いるそうです。
日本同様に敗戦国であるドイツ。食糧難で、国民を飢餓から救った食材で
あるキクイモの技術が進歩したのも合点がいきます。
日本でも、戦後食糧難で、国が北海道等国策で栽培を推進した歴史があります。
私の知人で、日本の第一人者もドイツ視察へ最近も行かれました。
収穫したイモを機械に投入すると、シロップで出てきたと驚いておりました。
「こんな機会はそうはない!」と感じ、いてもたってもいられず、本日失礼を承知の上、
厚かましくもお邪魔しました。
初対面の私に、ケアマネさんのご主人、大変温厚な紳士が詳しく説明してくれました。
10年前、渡独の際、障害者がキクイモ栽培、収穫をし、そのキクイモを地方の販売所で
売っていたそうです。日本でいうと道の駅のような場所と感じました。
健康に、特に糖尿病に良いと聞き、2個買い求め、ポケットに入れて持ち帰ったそうです。
しばらくして、ポケットの中で萎れていたキクイモを畑に植えてみると、ぐんぐん成長!
場所を限ってやる程、増えてしまったそうです。
その時、他の作物の種も持ち帰ったそうですが、全て全滅。芽も出なかったそうです。
それ以降、キクイモの良さを知り合いに説明、奥様に調理を頼んでも皆さん反応悪く、
ガッカリしていたところ、突然私が訪ねたものですから、大変歓待されました。
「近くに自分以外にキクイモに興味がある人がいるとは!」と喜んでくれました。
私も、大変嬉しくて、色々お話出来ました。無農薬・有機栽培をされ、良い物は積極的に
取り入れるそうで、同じ匂いがしました。ただ、連作をしている箇所もあった様子で、
拙著書の話や栽培・収穫・保存・摂取のコツ等生産プロに生意気な事を申し、失礼もあった
かと思います。が、同世代でもあり、盛り上がり時が経つのも忘れ、夢中で約1時間半程
楽しく作業しました。




たくさんの収穫を持って帰宅し、水洗いし計量したところ、25㎏でした。

本当にありがとうございました。
今宵は自家製キクイモ焼酎に採れたてキクイモのマッシュポテトで
賞味したいと思います。
明日は友人・知人に御すそ分け。
近い内に自家製焼酎を作りお礼に参ります。
一緒に一杯やりましょう!お互い健康に気を付けながら。
- 2013/12/03(火) 19:09:36|
- キクイモについて
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