昨日は日光代診。午前中に5月の講演主催担当者お二人が
外来に見え、打合せをしました。
ボランティアの方々への講演会。参加者は70代、50~80名程度。
2月24日のお子さんを持つお母様方への食育講演と似た内容の
1時間講演になろうかと思います。
ただ、年齢層が上がるので、スライドの枚数を減らし、字を大きく
といった配慮をお願いされました。
担当者の1人は前回の講演をお聞きになってましたが、もう一方は
栄養士の方で、私がスライドを使って説明したところ、初めて聞く『キクイモ』の
話に驚かれていた様子でした。本番の尚一層のビックリ顔が楽しみです!
午後からは、宇都宮にて7月の講演の打合せに参りました。
こちらは地域の高齢者に向けてのお話で、同様に1時間程度を予定。
話の内容は概ね同じと思いますが、微妙に異なる趣きでした。
対象は一般の方で、健康に気を配る元気な高齢者達だそうです。皆で
集まる機会を利用し、楽しく元気に!映画鑑賞会や旅行、僧侶の講話を
聞いたりと生きがい作りをしている方々だそうです。
両方のグループとも、『クローズド』(会員限定、一般入場不可)の講演だそうで、
一般開放でない為、「一人でも多くの方に!」という想いの話すサイドとしては
少々残念な気持ちもあります。
どちらの講演もしっかりと万全の準備をして臨み、有益な情報をお届けしたいと考えます。
後者の担当者さんとは、初めてお会いしましたが、大変『ウマ』が合い、
ついつい長話してしまいました。講演会まで未だ日があるから、主題のみ話し
その後は世間話等楽しいおしゃべりになりました。
その中で
、『終章学(しゅうしょうがく)』という取り組みについて伺いました。
人生の終焉を迎える人々の抱える課題や悩みを地域で携わる識者達が意見交換し
学生を含め、人材育成にまで関わり、高齢者共生の環境を整える
という取り組みだそうです。

医師として、長期間に渡り『人生の幕引き』に携わってきた私も大変興味を持ちました。
こういった活動が広く知られ、理解され、国も支援体制を整えて頂きたいものです。
色々と話は尽きませんでしたが、最後に「先生は日光なんですか?」それじゃぁと
取り出され見せて頂いたのが、

大正8年初版の『日光東照宮案内』でした。中を見ますと黄ばんだ藁半紙に
旧仮名遣いで日光の案内が書かれている様です。読んでも「???」

ただ、保存状態は大変良く、汚れや欠落どころか、折れ目も無い新品!
こういった物をお持ちの方は、どういった方なのか?尋ねたところ、
「持っていても、老い先短いから・・・」と譲り受けたそうです。
書かれている内容が、現在の案内と同じか?大変気になりますが、
読もうと試みても意味不明です。
本当に御興味がある方の手元に渡ると良いのだろう!と感じました。
日光の健康都市作りに関わり、『キクイモ』を高齢者含め、多くの方の健康維持に
広く知らしめたい想いで、動き回っていたところに不思議な『縁』に導かれたお話でした。
- 2015/04/22(水) 07:58:25|
- キクイモについて
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