以前のブログにも
趣味のお話を記しました。
それにより、認知症予防に繋がると考えられます。仕事一筋で頑張ってきたお父さん方!
定年後の余暇の過ごし方を現役の時代から考えていた方が良いですよ!
私が日頃、子供達に口癖のように言っている言葉で、
『切り替え』があります。
勉強すべき時は死にもの狂いで!終わったら、しっかり遊べ!
メリハリをつけた時間の過ごし方は大切と思います。
そういった意味では、『ながら族』は頂けません!
昨日も病院からの帰宅途中、某学校前のバス停で、高校生4人が
バスを待ってましたが、4人とも携帯に目を落としたまま。
文庫本読んでいる姿等見掛けなくなりました。
先日、上京した際に電車の中で、横並びの座席に腰掛けたところ、
前の座席に座っている人達10人程度の8割が携帯。
さすがに電話はしてませんが、メール、ネット検索、ゲーム?
その後、車両全体を見渡しても約8割の人が『携帯・けいたい・ケイタイ~!』
時代が変わった事だけは間違いありません。
我が家の子供達においても、携帯に心が奪われている様子が起きており
ルールを決めても、年頃の口答えでもめる事がしばしば。
この若者達が定年した際には、趣味に興じるといった言葉が存在するのでしょうか?
夢中になって一つの事に集中し、生きがいを感じる等。そして、認知症予防に!
といったお話が出来なくなるのでは・・・・。
かえって電磁波障害、視力障害、対人恐怖、引きこもり等問題・課題を危惧します。
昨日の外来で、70代の女性が受診されました。
以前からご趣味でお忙しいといったお話を伺っておりましたが、
昨日の受診では、ついにそのベールが・・・・!
躊躇いながらも、御持参頂きました。
見事な腕前です。



墨絵です。
私には心得がありませんから、私が誉めても???ですが。
想像以上の本格的な作品に「・・・・・!」絶句でした。
私の中学時代の恩師も、書道や投網といったご趣味をお持ちですが、
どんどんやって何時までもお元気で御活躍頂きたいと思います。
趣味に没頭する時間が取れるのは大変な贅沢と思います。と同時に、それ迄の
時代を支えて来られた方々へのご褒美の時間なのかもしれませんね。
十分に充実した時間を過ごして頂きたいものです。
高齢になられてからでも始めると良いので、色々な事にチャレンジすると
良いでしょう。
そういった意味では、体力が落ちても楽しめる趣味。一人で出来る物
大人数で出来る物。車などの移動を必要としないモノ。健康的・社交的等々。
このところ、種々の仕事で追われているせいか、学生時代の苦しいテストの最中、
考えていたのと同様、解放されたら何をしようか?!。(未だに夢に出てきます。)
私も今から色々と考えていこうと思います。
大変刺激を受けた診察日でした。
- 2015/07/09(木) 08:21:05|
- 日々の診療徒然
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