当直明け、帰宅すると家内は仕事で上京の為、すれ違い。
次女は期末テスト終了し、本日は自宅学習との事。
一人お留守番です。昼食は一緒に!という約束です。
越境通学している関係から、近所の中学生は通常授業。
一人さぼっている様に見えるから、コンビニのお弁当希望。
あまり賛同出来ませんが、止む無し。
私は残り御飯に先日の卵で、卵かけ『TKG』です。
午後は外来で、『キクイモ卵』の話を看護師さん達にしました。
そして1991年留学中のエピソードを披露。カタツムリ食す
フランス人形の様な美人さんから『野蛮人』呼ばわりされた事等を
話し大笑い。
同時に、懐かしい思い出を幾つか披露しました。
留学時代、1フロア14人のフラットに住んでおり、ワンルームで
部屋は作り付けのクローゼットにライティンビューローの机に
ベッド、トイレ・シャワー室といった簡単な10畳程度の広さ。
勿論、キッチンは共用でした。
時に、日本の味を大変懐かしく感じ、石狩汁とほうれん草の御浸し等
作り喜んで食べてました。
ほぼ毎週、中華街での買い出しに出掛けて、あんみつの缶詰や
出前一丁の中華版等色々と買い込んでました。日本製の物は割高で
概ね3倍以上の価格となり、かなり贅沢品であった為、中華街ショッピングは
大変リーズナブルな有難いイベントでした。
そんなある日、中華街にて『ミツカンごましゃぶのたれ』を入手しました。
当然『しゃぶしゃぶ』が食べたくなりました。
しかし、あの薄切り肉は入手困難です。
「薄切りの牛肉が欲しいんだ!」と親友のイラン人ニマに話したところ、
「任せておけ!俺の家の近所に素晴らしいブッチャー(肉屋)があるから、
連れて行ってあげよう。」
彼の車で彼の住む町の肉屋へ行きました。高級住宅街の大きなショッピングモールの
中のお肉屋さんです。大変期待しました。あの薄切りのしゃぶしゃぶをゴマダレで!!!
「出来る限り薄い牛肉が欲しい。」
すると、お肉屋さんが大きな牛肉の塊を冷蔵庫から持って来て、
オモムロに、大きな出刃包丁をかざして「どれ位?」
「・・・・・・。」
仕方ない!!!
「可能な限り、薄く~!」
結局、日本でいう『厚切りカルビ焼肉』の厚さで、薄切りステーキみたいな肉を
持ち帰りました。友人には心から感謝して。
その夜、共用のキッチンで北海道産昆布で出汁を取り、エノキダケと豆腐、白菜と
厚切り肉でしゃぶしゃぶ。1枚でお腹一杯になりました。
本当に可笑しく、懐かしい思い出です。
本日、男子の決勝戦が行われた『ウィンブルドン(全英)テニス大会』にも
留学中、出掛けた思い出があります。
「折角来ているのだから!」と、テニス等殆んどした事が無いのに。。。
前売りのチケットは大企業が買占めているとかで、唯一のチケット入手方法が
当日、早朝から現場で並ぶ事でした。
始発の地下鉄で、日本でいう田園調布(?)高級住宅街のウィンブルドンへ。
6時半から長蛇の列に並び、チケット購入出来たのが、12時半。6時間の行列でした。
並んでいる間に、知り合った日本人の方と行動を共にする事になりました。
行列の中で、簡単なサンドイッチと飲み物を少々摂りながら当日の新聞を購入し、作戦会議。
12番ショーコート(観客席のある)に有名選手の名前発見。二人で、大興奮!
第1試合ジムクーリエ、第2フェルナンデス、第3ジミーコナーズの各シングルス。
第4試合はシュテフィグラフのダブルスでした。


チケットをやっとゲットし、心ウキウキで12番コートでの観戦開始。
すると間もなく、連れの方が「ちょっとトイレに行って来ますので、荷物を見ていて下さい。」と席を立ちました。
帰ったら、私も行こう。等と思っていました。
すると、第1試合がだらだらと長い!3時間以上やってました。しかし、連れが帰って来ません。
「他のコートで面白い試合を見てるのだろう。人に荷物の番をさせやがって。」と思ってました。
すると、やっと帰って来た彼には疲労感がアリアリ。
トイレへ行ったのは良いが、再び12番コートに入場するのに並ぶよう警備員に言われたそうです。
「自分の荷物を友人が中で・・・」の説明にも、ただ並べと繰り返すのみ。
テニスの試合で、1セットの中の2ゲームごと、プレイヤーが休息をとります。
その際、観客席から退場する人数分のみ行列から新たに入場出来るそうで。。。
その後、私はほとんど飲まず・食わずで夕方迄トイレも我慢し続け、観戦するのでした。
お目当ての第4試合は日没サスペンデットとなり、途中で終了。
クタクタになって帰宅したのがウィンブルドンの思い出です。
(決してプレイした訳でも無いのですが・・・。)
様々な思い出や影響を頂戴した英国留学でした。今後も御紹介する機会を作りたいと思います。
それにしても、日本は安全で便利な国であり、大変暮らしやすいと帰国した直後も
そして現在も感じます。有難い事ですね。安心して『TKG』を楽しめますから!
- 2015/07/14(火) 06:12:44|
- 回顧録
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0