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キクイモ医師のつぶやき

糖尿病臨床医の健康的キクイモ生活情報

聞く?効く?菊? キクイモの驚きの力


昨日は午後から打合せで宇都宮市南へ。次週21日火曜日は講演会です。
配布資料を!とも思いましたが、詳細なものをお渡ししても混乱を来す
可能性もあるので、軽い気持ちで聴いてもらえたら!と考え資料は少なめに。

拙著の案内と定期的開催する講演会のお知らせに留めました。
あとは何となく興味を持って貰えればOKでしょう。

対象は70代後半から80代です。あまり堅苦しくないように気軽に!と、
心掛けましょう。

13時半からですから、居眠りも出るかもしれません。
既に作成したスライドも出来るだけ少なめにし、
特に『キクイモ』の効能についてのお話が出来れば良いでしょう。

人生の先輩に偉そうなお話をするより、簡単に出来る健康法や
キクイモという素晴らしい情報をお届けしましょう。
摂取する事により効果を実感して頂ければ!


本日も外来診察で、『キクイモ』の底力を知るに至りました。

50代男性患者さんお二人。御一方は55歳Hさん。
肥満体で、お酒は飲まないけれど甘党です。
昨年10月HbA1C 9% でした。糖尿病の内服薬を数種類服用されております。

昨年秋から『キクイモ』についてお話し、食べ過ぎないよう指導してきました。
すると今年に入り、8%を切り、7.8⇒7.5⇒7.3徐々に下がってきました。
そしてついに6.4%になりました。

本人も興奮しつつ、相当の喜びでした。「生まれて初めて!」
よく見ると体重も低下してきている様子。脂肪肝で肝機能障害のデータもほぼ正常化。
血液検査を月に1回受けるのが楽しくなった様子です。

もう一方、58歳男性Oさん。こちらも昨年末頃から『キクイモ』をせっせと摂取されております。
HbA1Cは8%から徐々にですが、今回は6.9%でした。O氏の場合、内服薬は最低限で調整は
しておりません。いわばせっせと真面目に『キクイモ』を信じて摂り続けた結果でしょう。

ご本人からすると、「えっ、やっぱりキクの?!」といった表情でした。
次回の結果が待ち遠しいですね。

6月にご御紹介した72歳女性のその後のデータ推移ですが、6月のHbA1Cが6.2%となった
ところまで当ブログで記しましたが、7月はなんと5.8%でした。既に正常範囲ですね。
ここまでくれば、一安心。近々糖尿病用剤の休薬を検討します。

本日のH氏から、「『キクイモ』は何故効くのだろう?」と御質問がありました。
今話題の機能性表示食品ではありませんので、『効く』という言葉は自重しないと
いけません。あくまでも『キクイモ』の『キク』という事で・・・・。

水溶性食物繊維の『イヌリン』が胃内で長時間留まり、糖分・塩分・脂肪等を包み込み
小腸の通過時間を短縮する事が判明しております。(論文あり)
その事により、血糖の急上昇を防いでくれます。

糖尿病用剤のαグルコシダーゼ阻害剤(ボグリボース、ベイスン、グルコバイ、セイブル)と
いった薬剤と似た作用と推測されます。

又、『インクレチン(インスリン作用増強)』を小腸から分泌する事も判っております(論文あり)。
今話題のDPP-4阻害剤(オングリザ、ジャヌビア、グラクティブ等)と似た作用を有している可能性が
あります。(作用機序は異なるでしょう)

そして、『キクイモ』には抗酸化物質、ポリフェノールを多く含み且つ微量元素(亜鉛、マンガン、
マグネシウム、カルシウムその他)がバランスよく含まれています。

糖尿病の場合、尿の中に糖が出ると同時にこれらインスリンの材料となる
微量元素が身体から喪失され欠乏します。これらを上手に補ってくれます。

本当に有効な『キクイモ』はこういった成分で満たされてますが、いつもお話する『キカナイイモ』の
場合、これらの成分が不足しております。残念ながら十分な理解を持って扱わないと『キカナイイモ』が
出来てしまいます。

そういった物を一所懸命に摂取しても、療養の役に立たない危険性があると考えます。
(摂らないよりかはマシ?)

そういった意味では、イヌリン含有量が分かっていないといけません。
(こういう書き方をすると、マタマタ悪知恵を働かせる人もおりますので、程々にします)

ただ、見た目では分りませんのでご注意下さい。又、収穫仕立のものか、
収穫後速やかに処理される事が望まれます。

生命力・繁殖力の強い作物ですから、放っておいても出来ます。

それだけにキチンとした管理条件で、その特性を理解した誠実な生産者の熱意が不可欠です。
本当に良い物即ち療養に役立つ物の情報を正確に発信していく必要を感じております。

臨床現場で、沢山の喜びの笑顔を見るにつれて『キクイモ』を如何に広げていくか。
連日、思案・模索中です。

次週の講演会でも元気な高齢者さん達に『キクイモ』の素晴らしさをお話しながら、
人生の先輩のお知恵を拝借しようと思います。



  1. 2015/07/15(水) 19:28:20|
  2. キクイモについて
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キクイモ医師

Author:キクイモ医師
栃木県で勤務する内科医です。糖尿病を主とし臨床経験四半世紀を経過しました。
糖尿病の他、生活習慣病の増加、玉石混交のサプリメント市場、現在の医療・介護の問題等日々の出来事から感じた事柄などをつぶやいていきたいと思います。宜しく!

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