本日は、業務を30分程早退しまして、在宅医療の研修会に参加してきました。
18時半~20時半。テーマは『在宅看取り』です。
包括支援センター・居宅支援事業所のケアマネージャー、訪問看護師、医師等が
一堂に会しての勉強会でした。知人の主催者であるケアマネからのお誘いで参加しました。
参加者は60名。在宅医療に従事している医師M先生の20分程度の講演に続き、
10グループに分けてのグループワーク研修でした。
受付で名簿を貰い、会場を見渡しますと、見た事ある顔ばかり。
28年間、地域での殊介護保険医療を中心に従事しておりますと
顔も広くなります。
約10名は「久し振り~!」「何でここに居るの?」といった挨拶でした。
本日、病院での日常業務は午前外来、午後病棟回診でしたが、
夕方、自身が診ている92歳女性の腎不全患者さんについて
在宅訪問診療への転換のミーティングに立ち会いました。
この方は、入院治療から自宅へ帰る方針で、家族、主治医、病棟看護師、相談員
担当ケアマネ、訪問医師、訪問看護師等と面談しました。
本日、初めてお会いする在宅訪問診療医に主治医である私から病状説明を行い、
その後、日常生活動作の状態説明、御家族からの希望、訪問医師からの話等が
ありました。
本人への面談含め16時半から約1時間のミーティングでした。
それを終えると、その後早退し今度は訪問医療の研修を受講した訳です。
明後日、今度は講演会において講師を務めるわけです。
正直、妙な感覚です。生業にしている訳でない私が『在宅医療』の講師とは・・・。
余程図々しくないと出来ない話ですね。
旧友からのお願いで講師を引き受けた経緯はありますが、私もこれから勉強していく
必要があります。ただ、我が故郷では本当に訪問医師が不在の状況だそうです。
誰かが口火を切らないといけないでしょう。
本日、その相談をしに出掛けたのです。グループワーク内には、訪問医師T先生、
訪問看護師さん、薬剤師さんともう一人。かつて約10年前一緒に仕事をした大学の後輩
W先生がおりました。現在は日光市にある大学関連病院の准教授だそうです。
久し振りにご挨拶しましたが、地域における医療連携の必要性を感じておられる
そうで、大変心強い味方が登場しました。
色々と情報交換しておりますと、我が故郷、日光市の在宅診療の必要性をより強く感じました。
又、会終了後に、本日の講師M先生に色々と相談、御指南のお願いしましたところ、
快諾頂き、「是非!頑張って下さい!」のお言葉を頂戴しました。
近い内、M先生の訪問に同行・見学させて頂く事になりました。
大変、充実した、中身の濃い研修会でした。(多分今迄出席した中でも最高かも!)
同じ想いを持つ仲間達が一同に集まっての勉強会でした。こういった経験を
活かして、故郷の健康都市作りに一役担いたいと改めて熱い思いを感じます。
明日は当直。明後日の講演に向け、最終チェックです。
出来る事を今、頑張りましょう。
- 2015/09/16(水) 22:01:06|
- 日々の診療徒然
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