何となく慌しい日々です。
先週末から『看取り講演会』、運動会と続き、20日には
大学において朝から晩迄の研修会。
21~23日はゆっくり休めましたが、連休明けの業務は多く、
そのまま当直入り。午前2時に死亡確認がありました。
一番よい時間ですね。その後も寝付けず。
当直明けて、眠くも雨の中JR宇都宮駅で東京からの客人との面談・打合せ
が2時間でした。
そして昨日、土曜日午前に身内の緊急入院に付き添い、
夕方から当直入りし、月曜朝迄です。
昨夜と本日は家内が代わりに面会へ行ってくれてます。
明日は当直明けて、丸1日仕事し、終了後即面会へ行きます。
火曜日午前は診療なので、そのまま日光泊します。
夜は宇都宮で勉強会に出席予定です。
仕事においても色々勉強しないといけない事が山積みです。
ノンビリしている場合ではありません。
そういった意味では、大変充実しており有難く思います。
この連休中に次男と2人で出掛けて観た映画『アントマン』は面白かったです。
いつもの事ながら、途中僅かな時間入眠しましたが、大体のストーリーも理解できました。
次男も隣で大笑いしておりましたので、比較的シリアスなシーンで眠ってしまったのでしょうね。
先日の運動会の際も感じましたが、子供達の成長の早い事!
長女には上京した際、夕飯を摂るレストランを予約してもらい、
色々と人生相談のような話もしますし、
生意気な口応えする長男にも優しくされるようになりました。
最近はよく次女に説教され、次男には呆れられます。
そんな事考えていた、当直明けの朝に心が和む光景がありました。

当直室の隣が託児室です。
毎回当直明けの朝、日勤看護師さんの小さい子供達の声で目覚めます。
この日も、朝食を取りに食堂へ行こうとドアを開けたら、可愛らしい靴がありました。
比較対象が無いので、大きさが伝わらないかもしれませんが、私の半分以下。
10cm?
小さいお子さんを持つ看護師さんに尋ねたところ、「◎○●くんのですよ!」
「先生、子供用の靴は12cmからですよ!」「未だ歩き始まったばかりの子です。」
撮影し、帰宅後に家内と2人でにこやかに、この画像をしばらく眺めてしまいました。
第三者が見ると爺さん・婆さんみたいだったかと。。。。
先日、私と同世代の『川島なおみ』さんが亡くなりました。青山学院在学中から
人気で、『お笑いマンガ道場』をよく見てました。又、私がよく見る映画のシリーズにも
出演されてましたので馴染み深い女優さんでした。
最近はワインや高級ブランド等セレブのイメージが強く、少々・・・・・。でしたが、
年下のご主人と仲良くテレビに出ておられました。
それがつい先日、テレビで見た姿に愕然としました。
大病をされた、それが『肝内胆管癌』。
職業柄どういう経過、予後かは分かっているので、余計に驚いておりました。それだけに早い!
ご冥福をお祈りします。
今井雅之氏といい、癌による死亡が増えている事!
この二人の名前をインターネットで検索しますと、ワインの防腐剤テンコ盛りといった話も出てきます。
私はワインは余り頂きませんが、
健康の為にポリフェノール、アントシアニン(赤)というイメージがあるワインです。
健康の為にというフレーズをよく耳にしますが、本当に健康に良いかどうか???
疑問の部分も多く感じます。
アルコールから発生するアルデヒドは、
石綿肺、悪性中皮腫の原因であるアスベストよりも発癌性が高いといわれます。
特に顔が赤くなる人で顕著だそうです。私もビールを控えるようにしております。
川島なおみ氏は抗がん剤を使用せず、免疫療法等民間療法を選択したそうです。
「女優は髪が抜けてはいけない」という信念だったようですね。
抗がん剤で、苦しく・辛い思いをしても生命予後は同じなら苦しみたくない選択肢は賢明でしょう。
手を尽くす事で満足するのも一つの選択肢。出来る事を見合わせる事も選択肢です。
緩和ケアについて勉強していきますと、考える事多いです。
誰の為の医療を行うのか?患者本人そして一番近くにいる御家族の希望に沿った治療方針が
選択されるべきでしょう。その人それぞれの人生ですから。
進歩した医療と自身の過信の下、医者がミスリードする話ではありません。
私が現職場に入職した際、「専門医」を自慢する某医師の暴言を聞きましたが、
何の為の専門医なのか?誰の為の?
これからの医療である緩和ケアは専門医よりも総合医が求められます。
そういう意味では、これからの医療の中で、専門医は限られた病院でのみの
活躍になるのかもしれませんね。
少なくとも、誰の為の医療をするのか?見誤ってはいけません。
同僚のO先生のお母様は白血病で亡くなったそうですが、その同じ頃に
女優の田中好子、キャンディーズのスーちゃんが同じ病気で亡くなったそうです。
スーちゃんは色々な治療を試みたそうですが、一方でO先生母上は医師である息子が
治療を勧めても、何もせず。結局同じ頃に発症し、同じ頃に亡くなったそうです。
勿論、同じ病名でも年齢も個々のケース異なります。若ければ何とか生きたい思いも
強く、周囲の人達もあり、覚悟を決めるのも困難でしょう。
死に方も生き方の一つという話を聞きました。
色々な人生があります。
自分の人生が良い形で終わるには、この瞬間を一所懸命に生き、素晴らしいものにする
必要があると感じます。
子供達の成長も早いですが、人生は短いとも感じます。
高齢の両親を持ち、自分と同世代の死を見、在宅診療を勉強していく中で感じております。
- 2015/09/27(日) 19:55:10|
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