毎日が慌ただしく過ぎていきます。
週末日曜日は昼から日光に手打ち蕎麦を届けました。
自身の手打ちと言いたいところですが、私の蕎麦打ちの
師匠の作品です。
昨日は1日勤務し、鹿沼市での研修会に参加。
そして本日は朝から日光代診勤務し、午後には宇都宮へ
戻り、在宅医療の実地研修でした。
先日講演会でご指導頂戴した在宅医療を実践している
M先生にお願いし、同行させて頂き、御指導を賜りました。
私より10歳以上年下ですが、大変優秀で温厚な方です。
気さくで物腰も低く、患者さんと御家族への優しい気配りを
される方で見習うべきところを多く感じております。
13時半から17時半迄、5件の訪問診療に同行しましたが、
M先生のお人柄もあり、初めて伺うお宅にも関わらず、患者さん
御家族さん嫌なお顔もされず大変有難く思いました。
大変な御病気をされている方から人工呼吸器装着中の方
100歳近い寝たきりも非認知症の御婦人と色々お話出来ました。
図体が大きいだけで、邪魔にならないよう心掛けるのみで
特に手伝いする訳でない私でしたが、スムーズにお話出来ました。
私の生活圏を中心とした診療でしたが、さすがに初めてのお宅訪問で
午後目一杯だったからか?寄る年波のせいなのか?少々疲れました。
ただ、今後自身の故郷において、自分自身実践していくとなれば
この程度で疲れていたのでは始まりません。
若さ(?)を前面に頑張りましょう。
昨夜の勉強会も同級生の講義を2時間受けましたが、こちらも
今後日常の診療に必要とされる大変重要な事柄でした。
充分な勉強をし、知識を知恵として活用出来るようにしたいものです。
幾つになっても勉強ですね。
昨日はおめでたいニュースが飛び込んできました。
北里大学特別栄誉教授の大村智先生(80歳)がノーベル医学・生理学賞の
受賞が決まりましたね。
『イベルメクチン』の開発。蚊やブユが媒介する熱帯地方特有のヒトの病気で
失明や視覚障害を引き起こす「オンコセルカ症(河川盲目症)」や
皮膚などが肥大化して硬くなる「リンパ系フィラリア症(象皮病)」、
ダニが原因の皮膚病「疥癬(かいせん)」などの特効薬として普及しました。
他にも、抗がん剤の研究を大きく進めたとされる「ラクタシスチン」「スタロウスポリン」
等、微生物由来の化学物質を企業との共同研究で次々と発見されました。
北里大学創始者である北里柴三郎先生の「人のために仕事をしなければならない」という精神
に習い、微生物が「何とか役に立たないか」と思ってやってこられたそうです。
先生の略歴によると、58年に山梨大学芸学部卒業後、東京都立墨田工業高の定時制の理科教員
をしながら東京理科大大学院理学研究科に。63年に修了して山梨大助手、65年に北里研究所に入所。
71~73年に米ウェスレーヤン大に客員教授として留学。帰国後の75年に北里大教授。
北里研究所副所長を経て、90~2008年に所長。
人の為に役に立つという思いと勉強熱心なその情熱を見習いたいと思います。
- 2015/10/06(火) 21:36:54|
- 日々の診療徒然
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