漫画家の松本零士さんがお亡くなりになりました。
85歳急性心不全でした。
私自身はアニメーションをあまり見ませんが、
「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」といった作品は
存じ上げています。
両方とも佐々木功さんとゴダイゴのテーマ曲が有名ですね。
その松本零士さんの言葉が紹介されてました。
「人は生きるために生まれてくる。死ぬために生まれてくるわけではない。」
高齢といえる年齢迄生きられる方の言葉であるからこそ重みがありますし、
戦争や幼児虐待、通り魔殺人、強盗致死や高齢者の交通事故等連日繰り返し
流される報道を見るとより重く感じてしまいます。
このところ、警察医として毎朝の様に高齢とは言えない方々の遺体検案があります。
ここ3日間で63歳~74歳の男性3名が自宅で亡くなられております。
独身で、生活困窮者の方もおられました。大病をされた後に誰に看取られる訳でもなく
亡くなられてた孤独死の方もおります。死因は3名とも急性心不全でした。
高齢者施設の嘱託医や訪問診療で高齢者や癌末期の患者さんの診療を行っている身としては、
若くても生き続けたい人、苦痛を緩和する為の治療を必要とする方、90歳を超える高齢の方、
認知症で家族さえ判別出来なくなっている方。
それぞれ生き方、死に方は様々ですが、生ある限り自分で判断可能な限りしっかり生きていきたいと感じます。
家内といつも話してますが、子供達には世話にならずにスマートに最期を迎えたいね!と。
前回のブログでカレー屋さんのお話をしましたが、
幼少期に日光市で過ごされた事があり、共通の知人が居たりと不思議な縁がありました。
【袖振り合うも他生の縁】と言います。この【たしょう】は多少でなく他生なんです。
60年以上生き、他者の人生の幕引きを手伝う経験をしてるからか?
こういった不思議な縁を感じます。
5年前に死去した母が日光市の板橋周辺に自身の先祖の墓がある。
と例幣使街道を通るたびに言ってました。
死去後に遺品を整理していたところ、ある方との手紙が出てきました。
それによると母は先祖のお墓を地元の歴史家に依頼し探していた模様でした。
が、結局判明せず。
その話を板橋近くに住む知人に話したところ、地元の歴史研究家の方を紹介してくれました。
手紙一式を持参し、初対面でお邪魔したところ、母が依頼していた方の息子さんでした。
そして、「これは、親父じゃ分からなかったよ!」と言い、直ぐに詳細が判明。
お墓へ案内してくれました。
そして、160余年前、4代前の時代、目の前にいる歴史家の方のご先祖と私の先祖が、
二宮尊徳の指示の下、日光市土沢・大沢地区の治水事業の中心となり、力を合わせて
尊徳死去後に事業を完成させたという話でした。
自分のルーツにも触れつつ、歴史のロマンを感じると共に不思議な【縁】を感じました。

日光東照宮陽明門
又、父の恩師である、自治医科大学初代学長で日本の血液学の大家
中尾喜久先生は、一昨年逝去された私の友人【月刊TWIN】田口社長の
大叔父でありました。
その他にも、5年前に知人から御紹介を受け、以降大変お世話になっている方は
田口氏の御逝去を大変残念がっていましたし、
その方のご先祖様が日光市(旧今市)出身で譲り受けた土地で、現在は貸駐車場として
活用している場所を、私が訪問診療の際、患者さんに使う様に言われていた!
等不思議な御縁がありました。
もしかすると、他にも沢山あるのかもしれません。
単に気付かないだけの話なのかもしれませんね。
自分の周囲で、妙に親切にしてくれる方、何となくウマが合う、気になる方等
先人の導きといったものがあるのではないか?!とも感じます。
こういった方々の支援や力添えがあってこそ、生きる事が出来るのかもしれません。
様々なストレスや悩みもありますが、人との出会いが楽しみになり、生きる事が楽しくなってきます。
ご先祖様の導きに恥じぬようにしっかりと生を満喫したいと感じます。
近日、はつらつ元氣 特選ムック『腎機能を自力で改善 実践法21』が発売されます。
26ページにキクイモに関して記事掲載されております。
御興味のある方は是非お読み下さい。

中尾喜久先生とキクイモは無理なこじつけかもしれませんが・・・。
- 2023/02/22(水) 06:29:41|
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