本日は午後からお休み。家内と二人でランチに出掛けました。
宇都宮の『きむら』というお店。刺身定食ランチが1100円で、
大変新鮮で美味しいので、久々に出掛けました。
ところが、店内は一杯のお客さん。お目当てのお刺身定食も
品切れ!残念な上に、待たされる事40分。
相変わらずのボリュームは嬉しかったのですが、食事に行った
のに、少々くたびれました。
本日のように、時間が十分あればOKでしょうが、日頃時間が
無い時は、避けてしまうかと。。。
少人数で頑張っておられる様子でしたので、家内を宥めつつ
夫婦の(他愛ない)会話を弾ませました。
日頃、私達にとって大切な食事の時間ですが、余りゆっくりと
取れていないのが実情かと思います。
ゆっくり時間をかけて、よく噛んで!等と言いますが、これが
なかなか難しい。
多忙で時間が取れないのもあるでしょうが、そんなに年がら年中
忙しいわけは無い筈。時にはフルコース並みの時間を使っても
良いと思います。
英国留学時代に、研究室で働く仲間達の事を思い起こすと、食事に
時間をかけるグループとそうでないグループにはっきり分れました。
前者は病院内のレストランに出向き、「ああでもない、こうでもない」
と、笑顔でコミュニケーションをとっていました。
後者は、実験の合間に休憩室で、紅茶を飲み、サンドイッチ片手に
黙々と雑誌を読みふけっていました。
後者は、実験の合間にという研究者としては、熱心に聞こえますが、
これが度々休憩してますから、実際、成果を上げていたのは、前者だった
印象があります。但し、具体的に追跡、数値化等分析しておりませんから
何とも言えませんが・・・。
日本人の躾で、食事をしながら「ペチャクチャ」話すな!といった事が
あるかと思いいます。そういう躾をされると、フランス料理のフルコースは
頂けませんね。又、海外でのお呼ばれにも行けません。
かつて、英国で知人の紹介でシンガポール人のワイン商主催のガーデンパーティに
ご招待された経験があります。お昼に始まり、深夜0時迄。結局食事を3回頂戴しました。
(はっきりと分かれていませんでしたが)
その際はアルコールを頂いて、気持ち良くなり、初めて伺った方のリビングソファで
昼寝をしてしまいました。
その時、初老のワイン商が言ってました。『「今、君が数十億やるから、仕事に行け!」と、
私に行っても、私はここを動かないよ!』
ご家族・仲の良い友人と美味しいお食事・お酒。これ以上の至福の時は無い。
お金では買えない、優雅で贅沢な時間と理解しました。
早食いは寿命を縮める可能性があると考えます。
生活習慣病である、糖尿病患者さんが多くなったのも、食材の栄養素の
問題は勿論ですが、『早食い』といった習慣も原因の一つであろうかと思います。
急激に血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌されます。
これが、肥満につながります。早食いの人に肥満が多い理由です。
生活習慣病予防の為にも、ゆっくりと時間を掛けて食事をするように
心掛けたいものですね。
医師でも、救急に身を置いた先生、緊急手術に駆り出される方は
ゆっくり時間を掛けて、食事をする等考えた事もないのかもしれません。
若い内は、無理も利きます、抗酸化ストレスへの備える能力も高いでしょう。
が、年配になり救急の現場から離れても、そういった長年の習慣が抜けない方が
多いと感じます。ゆったりした時間を食事に掛けて、生き急がず、健康で幸せに
過ごして頂きたいものです。
(自戒を込めて)
- 2014/01/14(火) 19:22:17|
- 独り言
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0