先日、職場への道を車で走っていると
黄色の可愛い花が咲いていました。

車を停めてみると、
そこには「キクイモ」の花が
咲いていました。

高速道路の側道の空地の生い茂った雑草の中に
埃にまみれ、一部ペンキのような汚れが葉には
見られました。
その空地には『不法廃棄厳禁』の看板と監視カメラ。
作物の育つ環境としては劣悪です。こんな場所にもキクイモは育ちます。
野生化したキクイモで、背丈は70cm程度で、茎も細く、葉も小さめ。
栄養失調のキクイモです。
本来、キクイモは背丈は2~3mにも伸びます。
栽培が簡単だけに、本来それが持つポテンシャルは栽培の仕方、
育成環境により大きな違いが生じます。
主成分である『イヌリン』の含有量が異なる事で
効能・効果に違いが出てきます。
キクイモは本来土壌の栄養分であるミネラル・ビタミンを
根から吸収し、その根に蓄えます。
土の栄養分をねこそぎ摂り入れる為、その土地は
収穫後には枯れてしまいます。
よって、連作は難しく、その後の2年間は土壌を
休めないとならないのです。
これからキクイモの収穫シーズンですから、
農産物直売所などで見掛ける機会が出てきます。
が、その生産者がどういった育て方をしたか?
生産者農家が放っておいて出来たもの、農薬乱用、
土壌の地歴による事を是非知っておいて頂きたいです。
見た目「キクイモ」でも、効能・効果が期待出来ない、中身が異なる
キクイモモドキも混ざっている危険性もありますから!
手が掛からない分、価格・見た目では判断が難しい部分です。
素晴らしい奇跡の食材が普及してこなかった。原因がここにあると
感じます。
- 2013/10/14(月) 09:08:22|
- キクイモについて
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