本日午前は日光での診療でした。
冷たい雨が降っていましたが、途中高速道路では
『奥日光雪』の表示が・・・。未だ春は遠いようです。
外来患者さんの足も遠のいているようで、少ない来院患者さん
でしたが、その中にお一人のご婦人が見えました。
その方は長年受診されておられる方で、お仕事で日光の観光案内を
されております。お仕事はシーズン中のみだそうですが、5月からはお忙しく
なるそうです。
毎年、GW(ゴールデンウィーク)に家族で戦場ヶ原のハイキングが恒例と
なっております。今年で10年目となりますが、家内からの提案で、日光の寺社仏閣
或いは観光客が知らない日光の裏側の顔を!と企画していたので、色々とご質問しました。
ツアーガイドとして、20数年ブランクがあったそうですが、寺社仏閣の説明が変わったそうです。
「???」
古くから残っている歴史的建造物の説明が変わるとは?同じ物なのに?
東照宮内の『眠り猫』(左甚五郎作)は大変有名ですが、その後側に
竹林の中で雀が遊んでいる絵があります。平和な世界を眠り猫により守られている姿だそうです。
左甚五郎作ではないのに、観光客の方から説明をリクエストされるそうです。
『三猿(ミザル・キカザル・イワザル)』についても、以前は3匹のみの説明でしたが、
周囲の立入禁止から開放された為、サルが恋し、子供を作る迄の人生の変遷を説明する必要があるそうです。
最近はTV情報、案内等により、訪れる方々が事前に勉強されているそうで、ガイドも勉強しております。
とのお話でした。又、話し方も東進ハイスクールの林先生を参考にされているそうです。
私も先日の
交流会(2/26記事)での朗読家の方の話の迫力、間の取り方といったプロの技に感心しているといった
話をしました。
観光客の中には、いきなり「東照宮のパワースポットは?」と聞かれる事もあるそうで。
私は知っておりましたので、お話しますと、「良く知ってますね!」とプロに褒められました。
因みにそこは、陽明門を過ぎて、かつて写真フィルムの販売所があった前。栗石が敷かれた場所です。
東照宮は風水でも強力な場所だそうです。
以前、ある東京の有名な社長さんにお聞きしましたが、徳川家康公は天文学・易学に大変造詣が深く
自身の守り神として、常に猫を抱いていたとか。
東照宮の拝観券売場から石段を上り、中に入ってから、左へ曲がり、右へ曲がり青銅鳥居を
くぐり、石段を上り、陽明門をくぐり再び右へといった道順になっております。
この形は『北斗七星』を表しているそうです。
そして、徳川家康公のお墓の真上に北極星がくるように作られているとの事でした。
又、日光東照宮は江戸城から真北に位置、即ち東照宮は真南の江戸城を見ているという話です。
徳川家康公のいた駿府城から見ると、丁度鬼門の位置にお墓が作られたそうです。鬼門というと
丑寅の方角となります。
30分以上そんな話で盛り上がってしまいました。
最後に拙著書を宣伝して診察終了となりました。
午後の診療に移動中、高速のサービスエリアにこんなポスターがありました。

最近は英語だけの表記でなく、多くの外国人が訪れてくださるようで。
又、先日当ブログでもご紹介しました
鉢石宿のお雛様(1/23記事)と同様に、多くの方に知られていない
イベントもあるようです。

来年は是非参加したいものです!
今宵の夕飯は、私の手づくり中華(チンジャオロース、麻婆豆腐、あんかけ揚げ焼きそば:全てキクイモ入り)
とキクイモ焼酎を飲みながら、今年のGW散策予定をたてる事にします。
- 2014/03/05(水) 20:31:47|
- 日々の診療徒然
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