fc2ブログ

キクイモ医師のつぶやき

糖尿病臨床医の健康的キクイモ生活情報

糖尿病内服薬とキクイモ


穏やかな陽射しです。春らしくなってきました。

春の高校野球選手権大会も始まり、来週28日にはプロ野球が開幕だそうです。

そろそろ花壇の手入れをしないといけない!と、感じながら連休をのんびり過ごしております。

連休といっても、本日午前は日光で外来診療。先週初診、来院された方(以下Tさん)の検査データは
HbA1C 8.4%、食後2時間半血糖値は297mg/dlでした。

ここからがスタートです!と、お話し、水平歩行運動の資料をTさんに差し上げました。
本日も朝食前空腹時血糖値をチェックしました。Tさんのデータがどこまで下がるか!?
やりがい、取り組みがいがあります。

本日午後は次女の塾の送り迎え、次男のかるた大会送りと世話しなく動き回っております。

その合間、知人の薬局に立ち寄りました。宇都宮のアトム薬局です。

私の著書を店先に配置して頂いており、大変有難く、感謝しております。



アトム薬局2


次週28日に『夕刊フジ』掲載と4月2日『夢21』記事掲載のご案内をし、帰宅しました。


そこの薬剤師さん達も『キクイモ』に大変興味を示してくれてます。
色々とご質問含め、話に花が咲きました。

その中で、DPP-4阻害薬(シタグリプチン:グラクティブR、ジャヌビアR)が話題になりました。
インクレチン(GLP-1、GIP)と呼ばれるホルモンを不活化する酵素であるDPP-4の活性を
阻害する事により、インクレチンの作用を保持する事により、膵β細胞からのインスリン分泌を
促進する事で、低血糖を起こさない薬剤として期待されました。

アメリカ毒トカゲの唾液の分泌物から発見されたホルモン血糖降下作用があるとのことで、
人工的に合成した魔法の薬と話題になりました。某国営放送の『〇△がてん』だか、という様な
名前の番組でも誇大PRして、問題になりました。

しかし、実際のところ、臨床現場で使用している側とすると、その効果は『?』です。
私が勤務する病院でも採用して、大いに期待しましたが、患者さんの検査データは悪化の一途。
終いには、患者さん自身から「もういい加減にしてくれ!」「全く〇〇無い!!」とお怒りの
言葉を頂戴するあまり、中止。現在は不良在庫となっております。

実は本日午前受診されたTさんも、他院において大学病院からの派遣医師より同様のお薬を
処方されていたそうで、真面目に取り組んでいたTさんですが、悪化の一途。さすがに担当医に
気分を害さない程度に尋ねたそうですが、あまり真剣に取り合ってもらわなかったそうで・・・。

どんな方法でも改善するなら!と、噂を聞いて、私の外来に見えたそうです。

その他の糖尿病の薬剤に、αGI(アルファグルコシダーゼ阻害剤:アカルボース;グルコバイ
ボグリボース;ベイスン 、ミグリトール;セイブル)がありますが、こちらは消化吸収を緩徐にする事で、
食後の過血糖を改善するといった作用機序です。

こうやって書き記しますと、余計に『キクイモ』の素晴らしさが見えてきます。

キクイモにはインクレチン分泌を刺激する事が既に判っておりますし、イヌリンは水溶性食物繊維で
消化管の中をゆっくり移送され、そのものは吸収されず、ブドウ糖、塩分、コレステロール、その他
化学物質、重金属といった人間にとって不要な物質を包み込んで排出してくれます。

ですから、キクイモ摂取後は血糖が上昇するどころか、却って低下するといった効果が期待されます。
その上、低血糖も無く、天然の産物であり。毒性が無い事も判っております。

又、糖尿病の方が失いやすいミネラルが十分に含まれておりますし、ビタミン、アミノ酸も理想的な
比率で含まれております。

糖尿病とその合併症の進行は、活性酸素が大きな役割を担っている事が判っております。
抗酸化という観点からも大変理想的な食材といえる訳です。

キクイモ摂取とその効果の判定は、病院受診の上の検査による血糖値他のチェックが必要では
ありますが、自己血糖測定器をお持ちでない方や、健康維持・予防といった方のチェックの仕方として、
『便通』が目安となります。

キクイモを摂取し、その効果の恩恵に預かっている方々の多くの方は、既に経験されていると
思いますが、便通が改善されます。これは本当に是非経験して頂きたいものです。

ある方は、長年便秘で悩んでおられましたが、キクイモ摂取後、驚くばかりの量と質で
思わず手を合わせたとか、万歳三唱しながら流れるのを見送ったとか!(お名残惜しかったそうで・・・)

もし、キクイモを摂取していても、そういった経験が無い方の場合、キクイモイヌリンの摂取量が
少ない事と考えます。摂取されているキクイモの量が少ないか!?或いは摂取しているキクイモの
イヌリン含有量が少ないか!?何れかでしょう。(品質は見た目では解りませんので。)

キクイモの摂取量もですが、イヌリン含有量にも気を使う必要があろうかと思います。


本日は糖尿病内服薬とキクイモイヌリンについて、触れましたが、
くれぐれも、キクイモ摂取を開始したからといって、現在の治療を突然中止する事は絶対に
しないで下さい。

キクイモを追加して、徐々に血糖改善を見つつ、薬を減量するようにして下さい。

私の知人でも、キクイモの効果を知りながら、感動した余か?病院受診を止め、治療を完全に
中断してしまった人もおります。現在はお付き合いが無くなってしまいましたが、お元気で
いる事を祈るばかりです。





  1. 2014/03/22(土) 17:09:59|
  2. キクイモについて
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<看取りと望郷の念 | ホーム | 3月28日『夕刊フジ』書評掲載!>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://drkikuimo.com/tb.php/88-103b99ef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

キクイモ医師

Author:キクイモ医師
栃木県で勤務する内科医です。糖尿病を主とし臨床経験四半世紀を経過しました。
糖尿病の他、生活習慣病の増加、玉石混交のサプリメント市場、現在の医療・介護の問題等日々の出来事から感じた事柄などをつぶやいていきたいと思います。宜しく!

最新記事

お薦めリンク集

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (5)
キクイモについて (193)
日々の診療徒然 (88)
独り言 (213)
回顧録 (4)

お問合せ

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

最新トラックバック

最新コメント

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

リンク